暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
進行〜
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ャッターが落ちてきた。俺は咄嗟に前に跳び、後ろを見ると・・・道は塞がれていた。


「っ!?・・・アス兄!ヒュー!兄貴!直葉!」


最初に右側から声がした。

「ぼくは平気です!」

「俺もなんとかな・・・」


ヒューバートとキリトの声・・・続いて左から。


「リョウ!無事なんだな!」

「あたし達も平気だよ!」


アスベルとリーファの声。・・・全員無事か。


「くそっ、分断されたか・・・破れるか?」

俺は葬解に気を籠め、亞莎の闇を発現させる。

「はぁぁぁぁ・・・オラオラオラオラオラオラァッ!!」

シャッターを連続で殴り、勢いが弱まったら気を左手に集める。

「葬牙乱舞!!」

ズドン!!


派手な音と裏腹に・・・シャッターには傷一つつかなかった。


「マジか・・・」


「覇動滅封!!」

「ヴォーパル・ストライク!!」


派手な音が両方から響くが・・・やはりビクともしない。

「・・・無理ですね。仕方ありません、このまま進みましょう」


「・・・それしかないみたいだな」


「ええと、よろしくね。アスベルさん」

「ああ、援護を頼む。・・・リョウ、お前は一人だから、無茶はするな」

「キリトさん、ぼく達も行きましょう」

「わかった。亮、また後で合流しよう」

「オッケー、兄貴達も気をつけて」


俺は通路を走り出す。しばらく殺風景な通路が続いたが・・・開けた場所に到着した。

「実験室みたいだな・・・」

中央まで進んだ時・・・背後のシャッターが閉じた。


「・・・お約束、か。じゃあ何が来る?」


向かいのシャッターが開き・・・そこから入ってきたのは・・・見覚えのある人間だった。

「お、お前は・・・!」

「・・・」

赤い髪。そこから出るアホ毛。見た目の可愛さに似合わないゴツい・・・方天画戟。・・・咲の大切な人・・・呂布こと・・・恋だった。


「な、なんでここに・・・もしかしてここに転移・・・っ!?」

恋がゆっくりと方天画戟を向けた。

「・・・大澤、亮?」

「・・・それ以外の誰かに見えるか?」

「じゃあ・・・死ね」

「っ!?」

繰り出された方天画戟を腕を交差させて葬解で防ぐ・・・が、吹き飛ばされた。

「がはっ・・・」

壁に叩きつけられ、軽くむせる。

「れ、恋!いきなり何を・・・」

恋の顔がほんの少し歪んだ。

「真名を呼んでいいのは・・・月達と、剛鬼だけ・・・!」

「っと!」

振り下ろしてきた方天画戟を横に飛んで避ける。

「剛鬼・・・?お前、まさか剛鬼の世界の・・・!・
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