暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
五十九話:シスター・マリアの洗礼式
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
の長いワンピースなので、日常生活ならともかく、戦闘中は非常に動きにくそうなんですけれども。
シンプルながらキレイなラインで、着てみると意外と映えるんですよね!
磨き上げた私のスタイルの良さのせいも、あるかもしれないが!
「……似合うな。綺麗だよ」
……驚、愕。
なぜ、ここで、正しいイケメンみたいな対応をする!
それを、マリアさんに、マリアさんの前で!
発揮してくれれば、フラグの一つや二つや三つくらい、余裕で立っただろうに!
私に、やってどうする!!
が、褒められたからには一応は人として、礼のひとつも言わねばなるまい。
不本意だけど。
「……ありがとう」
「……全く、嬉しくなさそうだな」
お礼よりも、本音はむしろ愚痴りたい。
が、まあ別に?
コイツの嫁探しに私がそこまで心を砕く必要も、無いわけですし?
城に戻れば、いいとこのお嬢様が、掃いて捨てるほど寄ってくるんでしょうし?
ここは素直に、喜んでみてもいいか。
十年ぶりにまともな服を着られて、それを褒められて、嬉しいことは間違いないしね!
「そんなことないよ。嬉しいよ、ありがとう」
普通に、笑顔でお礼を言ってみましたが。
「……!……お、おう」
なんだか赤くなって、顔を背けるヘンリー。
……これは!
私のニコポ
力
(
りょく
)
は、残念な中身を知り尽くしているはずのヘンリーにすら、有効なのか!
美女ってすごい!もはや、怖い!!
いかんいかん、これは気を付けないと。
今さら、フラグとか立ててる場合じゃないから!
「それより、ヘンリー。寝てないなら、今からでもちょっと休ませてもらったら?要るなら、ラリホーもかけるし」
「いいよ。さっさと出よう」
「でも。顔色が……って、あれ?」
赤くなったせいか、顔色の悪さが、目立たなく。
クマはすごいが。
「うーん……?ホントに、大丈夫?」
「ああ。メシ食ったら、出ようぜ」
「うん。じゃあ、回復だけするね」
ということで、見た目上あまりにも気になる目の下のクマに手を当てて、ベホイミをかけます。
あ、結構目立たなくなった。
「なっ……!」
そしてまたヘンリーが、赤く。
え?
……ナデポ?
また、やっちまったの?私。
でも回復するくらいのことで、まさかそんな。
「……あのさ。ヘンリー」
「き、急に顔とか触るからだろ!仕方ねえだろ!」
まだ何も言ってないが。
そんなんで少しの間とは言え、二人っきりで旅とかできるの?
もう、別行動でもいいんじゃね?
とかそんなこと言おうと思ってましたが。
「大丈夫だから!行くぞ!」
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ