第35話 修学旅行のその前に−その2−
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
うに学園長が姑息な小細工をしたようだ。
………。
状況がわかっていないのか?
それともわかっていてやってるのか?
学園長が取った手は、悪手だろう。
「最悪ですね」
「いや、しかしネギ君の役割を考えたら………」
瀬流彦先生は学園長を庇うつもりらしいが、
「親交を求める相手に嘘ついてどうするんです?」
という一言にぐうの音も出ないようだ。
うーん、これは原作以上にやばい状況じゃないか?
ネギって生きて麻帆良に戻れるのか?
とりあえず、生徒を守るため一つ案を出し、2人に認めてもらう。
上手くいけば一般生徒への守りは堅くなるだろう。
☆ ★ ☆
明けて日曜日、リニス人間バージョンと買い物に行く。
途中、神楽坂への誕生日プレゼントを1人で買いに来た木乃香と少しの間合流する。
というか、木乃香の後ろでストーカー紛いな護衛をしている桜咲と別口で尾行紛いの行動を取るチア部の3人がウザイので、木乃香にオレ達と別れた後、桜咲を捕まえて2人で買い物すれば? と唆す。
木乃香と別れた後、隠れて様子を見ていたら、上手く桜咲を捕まえ、木乃香は2人で買い物ができそうだ。
ついでに言うと「「「禁断の恋?」」」とか言って、チア部の3人は2人を追いかけている。
まぁ、2人の邪魔をして木乃香を怒らせないように祈っといてあげよう。
オレはと言えば、リニスと買い物を済ませ、月村邸に一時的に帰るリニスを駅まで送っていく。
その後、少し早い夕食で待ち合わせた龍宮と長瀬と合流し、夕食を奢りながら2人に修学旅行中の一般生徒への護衛を依頼する。
「私たちに正式に依頼するとはそんなにまずい状況なのかい、遠坂先生?」
「あぁ、まずい。というか、普通に東西戦争が起きかねないレベル」
「はぁ? どういうことだい?」
「感情的に最悪なところに無知な子供が唆されて無茶苦茶にしそうってところ」
ふふふふふふ。龍宮め、頭を抱えてるな。オレも抱えて放置したいわ。まぁ、長瀬はよくわかっていないんだろう。
「とにかく、無理はしなくて良いからできる範囲で一般生徒を守る協力をして欲しい」
そう頭を下げて頼み込む。
「わかった。私もクラスメイトが巻き込まれるのは目覚めが悪いしな」
「よくわからんが、まかされたでござるよ」
とりあえず、護衛というカタチで契約できたので、良しとしよう。
まぁ、契約金としてお金と幾つかの符を渡したが、許容範囲だ。
しかし、食事の後にデザートとしてたかられたが、餡蜜十杯とか団子二十本とか、2人のどこに入るんだろう………。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ