第35話 修学旅行のその前に−その2−
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た場合、すずかが教えてしまうこと自体マズイことだし、そもそも魔法少女とかいう呼び方がデリカシーがないとか散々だ。
うーん、中途半端に原作知識があるので、軽く考えすぎたか?
そうだ、ちょうど良いから修学旅行の間、リニスを月村邸に帰ってもらうか。
修学旅行に山猫状態のリニスを連れていくわけにも行かないし、人型で一緒に行くのもなぁ。
エヴァも修学旅行に参加できるので、麻帆良で1人待たせるのも可哀想だしな。
そうしよう。
デバイスを持っているならリニスのアドバイスが有効かもしれん。
そう話して、リニスと修学旅行の間別行動することにした。
☆ ★ ☆
土日の休みを利用して、3−Aの生徒達は仲の良い子同士で連れ立って、修学旅行に必要な物を買いに行くらしい。
千雨はエヴァと茶々丸と一緒に連れ出されたらしい。
木乃香は神楽坂とだけ行くつもりだったらしいが、学園長と高畑にネギを押しつけられ、ネギも一緒に買い物に行くらしい。木乃香は一緒に行くつもりはなかったようだが、神楽坂が高畑に頼まれ承諾してしまったとのこと。
オレ?
日曜日はともかく、土曜日は授業が休みでも修学旅行に向けた最後の打ち合わせがあるので誘われたけど行けませんでしたよ!
ネギはナチュラルにさぼって買い物に行ったけどな!
表の会議で、3−A、3−B、3−H、3−J、3−Sの京都に行く5クラスの先生方と修学旅行中の休憩や自由行動時の見回り先やローテーションを打ち合わせる。
裏の集まりとして、3−Bの瀬流彦先生と3−Jの模蕪先生が魔法先生なので、夕食を一緒に食べながらの裏方面の打ち合わせだ。
遠坂姓に戻した時から事情通の魔法先生はオレがただの魔法使い見習いではなく、一人前の魔術師だと知っており、この2人も知っていた。
「で、実際の所、この修学旅行はどうなの?」
「そうそうボクも聞きたかった。何でもネギ君は親書を届ける特使なんだって?」
さすがに当事者というだけあって、学園長からある程度情報を得ているらしい。
「いやぁ。危ないですね。下手すると全面戦争になるんじゃないですか?」
どうやらこの答えはお気に召さなかったらしい。2人の顔が見事に引きつっている。
仕方がないので、そこそこ丁寧に説明してあげた。
つまり、強硬派という人物らがどれだけ魔法使いを恨んでいるかということを。
「そ、そうすると今回の旅行で魔法先生が3人としか言ってないのはマズイよね?」
模蕪先生が言うことはつまり、ここにいる3人しか関西呪術協会に京都入りを伝えていないということだ。
特使というか密使であるネギが関西呪術協会にばれないよ
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