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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
ヴィヴィオ
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に動じることはなく、少女の背中を撫でていた。
やがてなのは達も集まり、少女捜索は終了となった。
少女が泣き止み、聖が話を聞くため一旦離そうとするが少女は聖の服をがっしりと掴みまったく離れてくれなかった。仕方ないので聖が抱えた状態で話を聴くことになった。
「ところで君の名前は?」
「……ヴィヴィオ」
「ヴィヴィオか……でもヴィヴィオどうして部屋から出たんだ?」
その問いにヴィヴィオはまた目じりに涙を溜めながら悲しげにつぶやいた。
「ママ……いないの……」
ヴィヴィオのつぶやきにその場にいる全員が悲しげな顔をする。だが聖は彼女の頭を優しく撫でながら悲しみを打ち消すように告げた。
「よし、じゃあ俺と一緒に探すか」
「うん……」
ヴィヴィオが頷いたのを確認すると、聖はなのはに念話を送る。
『悪いななのは、少しこの子と回って来るからもう少し待っててくれ』
『うん、いいよ。ちゃんと面倒見てあげてね』
二人はその場から立ち去っていた。
二人の姿が見えなくなると、シグナムが疑問を口にした。
「それにしても、ヴィヴィオはどうして白雲のことを父親と思ったのだろうな……」
「一番最初に会った男の人だからとかでしょうか?」
「もしくは聖君が優しいからでしょうかね?」
シャッハとなのはが首をかしげながらつぶやく、ただなのはの方は若干顔を赤らめていた。
結局聖とヴィヴィオが帰ってくるまでその話は続いたが、結論は出ずじまいだった。
六課に戻ってきた聖は寮の自分の部屋にヴィヴィオ、そしてなのはと共にはいった。ただシグナムはまだシャッハと話があるそうなので、病院に残った。
ヴィヴィオは病院で歩き回ったせいか寮に着くまで眠ってしまっていた。だがその手は聖の服を掴んでおり、離れてくれなかったのでつれてくることにしたのだ。医師によれば容態は安定しているようなので大丈夫だろう。
ヴィヴィオも一度は起きていたのだが、今は聖の部屋でなのはの膝の上で寝息を立てている。どうやらなのはが気に入ったようだ。
「ふぅ……」
「お疲れ様聖君」
溜息を漏らす聖になのはが労わる。なにせずっとヴィヴィオの相手をしていたのだから、疲れるのは必然だ。
ちなみにバイクはヴァイスが取りに行ってくれるらしい。
「聖君はヴィヴィオをその……引き取るの?」
「どうだろうな……でもえらく気に入られちまったのは確かだからな……」
「でも病院で相手してた時は様になってたよ?」
なのはは口元に指を置きながら笑みをこぼした。
「んなこと言ったってなぁ」
頭をかきながら悩む聖だが、その顔は真剣そのも
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