暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
ヴィヴィオ
[1/7]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
事件のあった次の日、聖はなのは、シグナムと共に昨日保護した女の子が入院している病院に向かっていた。なのはとシグナムはフェイトの車で移動中だが、聖の方はバイクに乗っている。
最初はなのはと聖だけが行くはずだったのだが、病院側に聖王教会のシスター、シャッハがいるらしく顔見知りであるシグナムがいた方が良いということで、シグナムがついてきたのだ。そのときなのはが一瞬微妙な顔をしたのは気のせいだろう。
するとシグナムから聖に通信が入る。
『白雲、緊急事態だ。入院中の少女が病室から消えてしまったらしい、少し速度を上げるぞ』
「うっす、まさか逃亡っすかね?」
『どうだろうな、だが今は一刻も早く病院に到着しなくては』
シグナムは告げると一気にスピードを上げた、聖も同じようにスピードを上げ現場に急行した。
病院に到着すると中からシャッハが焦りを見せながら飛び出してきた。
「状況はどうなっていますか?」
「今のところ転移や飛行魔法が使われた痕跡は残っていません。他の患者の皆さんも今のところは退避してもらっています」
なのはの問いにシャッハは焦りながらもしっかりと受け答えた。
「では四人で手分けをして探しましょう。私とシスターシャッハは中を、白雲と高町は外を頼む」
シグナムの提案に三人は頷きそれぞれ女の子を探しに行く。
「なのは、俺は中庭を探す。お前は外側を頼む」
「うん、わかった」
二人はそのまま別れた。
そして聖は中庭に到着し、辺りを見回しながら少女を探して歩く。だが、少女は一向に姿を見せない。
「いねーな……まさか攫われたなんてことは魔力反応からしてないだろうし」
つぶやきながら歩いていると、近くの花壇から少女が目に涙を溜めながら現れた。
普通であれば無事見つかったことに安堵の声を漏らすのかもしれないが、聖の反応はそうではなかった。
「っ!?」
少女の顔を見た聖は顔を驚愕に染めていた。
同時に聖の脳裏によぎる過去の記憶。
だが聖はそれを振り払い少女に声をかけた。
「……探したぞ。ほら、部屋に戻ろう」
やさしめの声で誘う聖に少女は声を震わせながら聞いた。
「ぱぱ……?」
「い、いや。俺は……」
聖がそれを否定しようとすると、少女は悲痛に顔をゆがめ今にも泣き出しそうになってしまう。それを見た聖は大きく溜息をつくと少女に告げる。
「……わかった、パパでいいぜ」
するとそれを聞いた少女が感極まってしまったのか、目に溜め込んでいた涙を流しながら聖の元に駆け寄ってきた。
聖はしゃがむと少女を抱きとめる。少女の方は聖に抱きとめられ泣きじゃくっている。だが聖はそれ
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ