第12話 「時空のたもと」
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れるだろうが、それは覚悟の上のはず。
許せとは言わぬ。
貴様はよくやった。
巨大な光の暴力が、混乱している叛徒どもの艦隊に撃ち込まれた。
艦隊にまさしく穴が開いたな。
歓声が司令部に沸き起こる。
いつもであれば、浮かれるな、とでも叱責するところだが、まあ良い。
「追撃はなさいますか?」
「いや、かまわぬだろう。連中もほうほうの体で逃げておるしな。あまり追い詰めては、窮鼠、猫を噛むともいう」
とにかく勝ったのだ。
帝国軍の圧勝だ。
近年稀にないほどの勝利だ。
それで良い。
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