第123話 生きろ!!
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
い殺気を感じたから。
ティ「さて、最初はお前からだっ!!」
ティーロは私に向かって両腕を前に突き出す。すると、両腕に着けていた鎖型の腕輪が独りでに動き出し、私に向かって伸びてきた。私は呆気に取られ、動く事が出来ず、その場に立ち尽くしていた。が、
グ「ユモ、危ねぇっ!!」
ユ「キャア!!」
グレイに突き飛ばされてギリギリ回避する事が出来た。でも、私に代わってグレイが鎖に体を絡め取られた。
グ「くそっ!!何なんだよこの変な鎖はっ!!」
グレイは鎖から逃れようとするけど、逆にどんどん鎖に体を締め付けられている。すると、その鎖が真っ黒なオーラに包み込まれた。鎖に体を絡め取られていたグレイも一緒に・・・
グ「っ・・・!!?」
そのオーラに包み込まれたのと同時に、グレイは力なくその場に倒れちゃった。
ユ「グレイ!?」
慌てて駆けつけると、グレイの呼吸が荒かった。
ユ「グレイに何したのっ!?この鎖は何ッ!?」
私はティーロを睨みつけながら言う。
ティ「その鎖は闇魔の鎖(ダークネスチェーン)。この鎖に体を絡め取られた者に、邪悪な『闇』を与える鎖だ。」
ユ「!!!」
ティ「鎖に体を絡め取られてから1時間もすれば、『闇』に体を支配され、死に至る。」
私の思考が止まった。また、私のせいで、グレイは・・・
ティ「俺に勝つ事が出来れば、その鎖も灰となって消え、グレイ・フルバスターは助かる。だが、俺に負ければ、お前も、グレイ・フルバスターも死ぬだけだ。」
ユ「・・・つまり、私がこの勝負に勝てばいいって事だよね。」
ティーロを倒せば、ナツやウェンディ、ガジルたちを助ける事が出来て、グレイも助けれる。一石二鳥だね。私は立ち上がり、冷気を両手にためる。
ティ「竜(ドラゴン)と『闇』のコラボレーションに、勝つ事が出来るか?」
ユ「そんなの、やってみなくちゃ分からない。仲間を、大切な人を助けれる事が出来るのなら、私は、命を捨てる事になっても、悔いはないっ!!」
これが私の本音だった。今までみんなに迷惑を掛けて、みんなに助けられて、私は何も出来なかった。今、みんなに恩返しが出来るんだっ!!この勝負、絶対に勝ってみせるっ!!!そしてもし、私がこの勝負に負けたとしても、私の命で、罪を償えばいいんだから・・・
ユ「アイスメイク、爆弾ッ!!(ボム)」
氷の爆弾をティーロ目掛けて投げつける。
ティ「闇竜の・・・鉄拳ッ!!」
殴ってそのまま爆発させた。
ティ「今度はこっちの番だ。闇竜の・・・咆哮ッ!!」
紫色の息(ブレス)勢いよく放たれる。
ユ「アイスメイク、盾ッ!!(シールド)」
当たる直前で防いだけど、威力が強すぎる・・・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ