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銀色の魔法少女
第四十二話 黒
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けは、元には戻らなかった。



side 遼

 すべてを見終えて、私は考える。

(あれが暴走……、ちょっと厄介だなぁ)

 あれが私の本来の実力じゃないことは私自身がよく知っている。

 けれど、それも予想以上に強かった。

 そして、あれに対処できる人間がここにいないのが問題だ。

 これでは、なのはたちを殺しかねない。

 前はまだ不完全な状態での暴走だったからなのはの声で止まりはしたが、完全状態での暴走にそれが通用するとは思えない。

(あと二週間、それまでに手を打たないとマズ…………あ!)

 っと私の寿命のことを思い出して、最大の難問が待ち受けていたことを思い出した。





      すずかに、なんて説明すればいいだろう、、、、、、、、、、、、、




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