第122話 勝利を掴む鍵は『理念』
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俺とエルザは竜狩り(ドラゴンハンター)の地下に続く鉄の螺旋階段を下りていた。下りる度にギシギシと音が鳴る。螺旋階段は錆びていた。今にも崩れそうだ。俺とエルザは慎重に下りながら、竜狩りの企みについて語っていた。
エ「リューバは、ナツやウェンディ、ガジルと同じ黒の滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)。」
ショ「リューバの親は黒竜、アクノロギア。」
見た事はないが、あのギルダーツさんをボロボロにするくらいの凶悪の竜(ドラゴン)だ。その凶悪の竜から言葉や文化や魔法を教えてもらったんだ。只者じゃないのは確かだろう。俺もエルザもそんな予感がした。
エ「明かりだ。」
螺旋階段を全て下りると、鉄の扉があった。扉は少しだけ開いていて、明かりが洩れていた。俺は恐る恐る鉄の扉を押す。ギギィーーーと、金属が錆びたような音がした。中に入ると、部屋の中央に茶髪に左目が茶色、右目が赤とゆう変わった瞳をした男がいた。ナツとウェンディとガジルを連れ攫った張本人だ。
カ「何だよ。滅竜魔道士じゃねぇのか。滅竜魔道士じゃねぇ人間は、殺しても良いとゆうリューバ様からの許可を得ている。」
エ「それがどうした。私たちは仲間に危害を加えた者を少々見くびらせて来ただけだ。貴様など興味はない。」
エルザがいつも以上に怒りを露和にしている・・・だが、そんなエルザを見ても敵は表情1つ変えない。
カ「俺はカルロ・チュラル。俺たちの、リューバ様の企みに刃向かう者は、容赦なく殺すっ!!」
カルロは頬を膨らますと、
カ「土竜の・・・咆哮ッ!!」
茶色い息(ブレス)を放つ。俺とエルザは瞬時に身をかわす。
カ「俺が土竜、アースドランに育てられた第1世代の土の滅竜魔道士。土ならば、どんなものでも操る事が出来る。妖精女王(ティターニア)と元有名マジシャンに、俺を倒す事が出来るか?」
エ「その言葉、そっくりそのまま貴様に返す。」
ショ「お前に、今の俺とエルザを、妖精の魔道士を倒す事が出来るか?ギアチェンジ!モード水!!」
エ「換装!黒羽の鎧ッ!!」
カ「土竜の・・・鉄拳ッ!!」
俺たち3人は同時に駆け出した。
ショ「水力拳!!」
カ「土竜の・・・鉤爪ッ!!」
エ「黒羽・月閃!!」
お互い、激しくぶつかり合い、火花が飛び散る。
カ「なかなかやるな。さすが噂に名高い妖精女王と元有名マジシャンだな。」
エルザはもちろん、俺って、噂に名高かったのか?初耳だな。
カ「だが、これは回避出来るか?」
エ&ショ「?」
カルロの右腕が土に変わる。
カ「土竜剣ッ!!」
エ「くっ・・・!!」
ショ「うぎっ!!」
つ、土なのに・・・鉄みたいに、硬い・・・
カ「土を甘く見
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