暁 〜小説投稿サイト〜
【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
06 追撃 その二
[6/6]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
日の内にゴヤスに向けて進撃を開始。
残ったスケルトンとゴーストがまたこちらより多いとはいえ、私のスターティアラやクレリック達のヒーリングで天にかえってゆくと後は総崩れだった。
で、その総崩れの果てが本拠地ゴヤスから逃げ出そうとした目の前にいる黄玉のカペラである。
「来るな!
来るなぁぁぁぁぁ!!!
地に眠る醜悪な妖精よ、そのかぐわしき息吹を大地に放て!
アシッドクラウド!!」
しまった。
「待ちなさい!
げほっ!げほっ!!」
苦しい。
流石に体が痛くて動けない。
「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「くぎゃゃゃゃ!!!」
あ。
怒りに任せてポチが二匹目を踏み潰した。
ボイナが風を撒き散らして、私に絡みつくアシッドクラウドを吹き飛ばす。
ヒーリングで体を癒した結果、カペラの逃亡を許してしまう。
「ちっ!
追うわよ!!
コリ!
ついてきて!」
「承知!」
しかしなんで悪党の逃走路ってのはみんな地下下水道なんだろうか。
腐臭と汚水流れる下水道をさ迷う事しばらく。
出口が見えたと同時に、カペラの悲鳴によってこの逃走劇の幕はおろされる。
出口の汚水に浮かぶカペラと最後のデビルの死体。
デビルは何か強靭な獣によって噛み殺され、カペラは神聖な力が宿った斧みたいなもので切り殺されていた。
「また見事な切り口で。
追えば捕まえられると思いますがどうします?」
コリが死体を検分しながら私に尋ねるが、私は首を横に振った。
「やめておきましょう。
手柄を譲ってくれるっていうんだからありがたく頂きましょうか」
コリが胡散臭そうな目で私を見つめるが、私は臭いで鼻をつまんでそれを受け流す。
そのまましばらく時間がたち、コリが先に目をそらす。
「わかりましたよっと!
けど、ちゃんと教えてくださいよ!
相手の事」
「ああ。
ただの馬鹿よ」
「馬鹿?」
何でだろう。
今の私はとても綺麗に笑っていられる自信がある。
「馬鹿よ。
あまりに馬鹿すぎて反乱軍のリーダーなんてやってしまうぐらいのね」
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ