一周年記念コラボ
Cross story The end of world...
つかの間の休息
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
る。
眼前100m先にあるこじんまりした突起(と言ってもディ○ニーランドの某城ぐらいはあるが)が目的の《刻の塔》だ。
そして手前に居るのがラストダンジョンに挑むために当然立ちはだかるであろう、ボスキャラ。
『へぇ、君達あいつら倒したんだ?……全く酷いよねぇ、『アリス』様も。皆がサシで戦って勝てなかった人達をボク1人で止めろ?いやいや、ムリだよねぇ?』
少年のような響きの声で弱気発言をするボスは黒い翼の鳥だ。ポ○モンのオニ○リルに翼を付け、頭を1つにしたような(ただし、つり目ではない)体高3メートルぐらいの黒鳥はどこか諦めたように呟いた。
『……でも召喚の呪いには勝てないしなぁ。皆がんばったんだろうし、ボクだけ生きててもしょうがないよね……』
ピリ、と空気が張り詰め、俺達は即座に頭を切り替えると得物を抜いた。
『ボクの名は愚鳥。司るのは《在幻》。黒き翼を持つ五神獣が末尾。―――いくよ』
「「「…………ッ!?」」」
宙に突然現れた無数の槍にレンを除く3人は驚き、何とか避けようとする。
「同じ手は効かないよ」しかしレンだけはワイヤーに緑の光を宿らせると、それを4人の回りに展開した。
―奏鳴曲・暴食―
ワイヤーに触れた槍は一瞬にして塵に変わる。攻撃が止んだと感じたときゲツガ、リンは既に飛び出していた。ステータス変換術を使ったゲツガがドードーに肉薄した瞬間、轟音が響き、地が揺れる。
勢いよく出た鮮血が柱の様に上空に飛び散り、雨のように降り注いだ。リンが飛び込みながら両手の剣を光らせ、ソードスキルを発動させる。
二刀流最上位剣技《ジ・イクリプス》27連撃
コロナのような残光を空に刻み、ドードーの抉られた胸部から鮮血が舞った。
(……幻?いや、なぜあんなに……?)
ズゥン、と巨体を横たわらせて動かなくなったドードーに近づいていくと、僅だが呼吸があった。
「おい、何の真似だ」
『……ボクが答える事じゃないね。行きなよ、塔へ』
言わんとしていることは分かったらしく、ドードーは俺を睨み付けると無愛想に答えた。辛うじて生きてはいるが、先程までの圧力を全く感じない。まるで、力を吸い盗られたかのように…………
(……魔女、ますます分からんぞ。いったい、どうゆう事だ)
4人はドードーの倒れている脇を通り、《刻の塔》の重厚な扉を開けた。
___________________________________
内部はどこかの宮廷のような内装だった。赤色の床に白地の壁。大小様々な黄金の装飾品と並ぶ悪趣味なドきつい色の人形。大きさは30センチ程ではあるが、剣やランス、槍、弓矢等で武
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ