戦闘校舎のフェニックス
第19話
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ちが悪魔や天使の真似だったんだ。
「似たもので、天使や堕天使が使うのを聖力なんて言うが、一般的には総じて魔力と言う」
この辺りは細かく分類するときりがない。悪魔の魔力だって一族によって特別な力が宿っていたりするんだ。
「次に魔法使いの道具ですね。とは言っても使用してる魔法や個人で結構変わってくるのでオーソドックスなものを」
魔法を使うのに絶対的に必要なものは特にない。術等によって必要なモノがあったりするが後は個人の趣味だったり適正で変わってくる。俺のアンコールとかまさしくそうだろう。
「まずは杖ですね。法力を流せればいいので杖無しでも使用可能ですが使っている場合は増幅器だったり個人に合わせて術式が仕込まれていると思います。俺のアゾット剣は俺に合わせて作られているのでそう言った感じですね」
「あれは剣じゃないのか?」
「剣でもあり杖でもある。アゾット剣と言う名は剣と杖が一緒になったモノの総称だ」
ロングソードだろうと、レイピアだろうと杖として仕込まれていればアゾット剣と呼ばれることになる。
「次は本です。魔導書とか魔術書とか一般では言われますが、これはおおまかに三種類に分けれます。
一つ目は魔術書。一般的に出回ってるもので指南書だったりするのがこう呼ばれます。これは中身に意味があるものです」
魔法についての教科書や悪魔の召喚方法が載っている物だったりするものだ。後は魔法使いの研究成果を記したものだったりする。
「次に魔導書。これは本に術式が仕込まれている物で、その術式に法力を込めれば魔法が発動するものです。相応の力が必要になりますが。魔法陣を書く必要がある魔法を使う時に各作業を短縮するのにつかったりします」
著者が万人向けに作っているのならだれでも扱うことが出来ることになる。ただ自分で術式を制御するわけではないので技量が必要だ。
「最後に魔法書。これは本自体が力を持っている物です。これなら法力が無くとも発動することが出来ます。
例えるなら悪魔のチラシ。あれを本にしたようなモノでしょうか」
あのチラシは願いに反応して魔法陣を起動させる。イメージとしてはあっているはずだ。
「あなたはそれらを持っているの?」
「魔術書と魔導書ならありますね。最も扱えないものが多いですが」
ここで説明がひと段落する。
「いろいろあるんだな」
「ああ、俺が知っているのはその一部でしかない。世界各地に独自の魔法があるだ。俺が把握できるわけがない」
北欧魔術、呪術、錬金術、陰陽術などなどいろいろある。
その辺りも説明したかったがイッセーの頭から湯気が出てきたので勉強会は終了となった。
◇◆◇
修行を初めて一週間がたった。
俺の成果は上々と言ったところだ。神器や魔法の制御を向上させ、新魔法の習得、
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