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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
楽しめ臨海学校! 会長来襲!!
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「海が!見えたぁ!!」
IS学園から出発したバスは、長いトンネルを抜けると一面に広がる海が視界に広がり、バスに乗っている女子達のテンションは一気に上昇する。一夏も女子達に合わせるようにテンションを上げており、膝の上にシャルとラウラを乗せながら窓を開けて上半身を窓から出して海を見る。
「うっひょ〜!こりゃいいわ、テンション上がってきたぁ!!身体の調子も良好!最高だぜ!!」
一夏は肩を回しながら上機嫌に叫ぶ。花月の針治療で身体と精神面の疲れは完全に取れて、現在絶好調。花月には本当に感謝している
「(今度花束でも持っていってやろうかな?確か紫さんもいい感じだったし)この日の為に・・・寝る暇も惜しんで仕事に励み今日を迎えた・・・。休暇のつもりで・・・思いっきり楽しんでやるぜぇぇぇえええ!!!」
「「「「「いいぞ〜龍神君〜!!!」」」」」
「「「「「もっといっちゃえ〜!!」」」」」
完全にお祭り騒ぎとなっているバスの中、千冬は五月蝿そうに顔を歪めて静かにしろと言いた気にしている、今にも立ち上がって叫びたい、静かに出来ないのかと。だがそれが出来ない。時速40キロほどで走る車内、揺れで身体が浮き、その度に自然に後ろから2番目の席に着きながら、ラウラとシャルと楽しそうに会話している一夏の顔が自分の目に焼きつく。自分と向き合っている時には見せてくれない純粋な笑顔、その笑顔が妙に心に突き刺さる。
心が重くなる、息が速くなる、頭が働らなくなっていく、どうしてここまで苦しくなるのか。彼は龍神 一夏、だが自分は彼は自分の弟にしか見えない。自分が可笑しくなってしまったのかこの葛藤はいったい何なんだろう、どうして・・・ここまで
「可笑しくならなければならないのだ・・・」
「おいこらラウラ!俺の楽しみに取って置いた夏限定発売、超数量限定激旨最強プリン食ってんだぁぁぁあ!!ってぁぁああ、シャルお前もか〜!!?」
「うむ、これは中々美味だな」
「そうだね!流石お兄ちゃんの目利きで探したプリン!」
「そうだろうそうだろう!」
「「「「「最高だね〜!!!」」」」」
「そうだろうそうだろう・・・ってなんでクラス全員で食ってんだぁぁああ!!?俺まだ食ってないのに〜!!!??」
・・・この落差は何とかならないのだろうか、そしてお祭り騒ぎなバスは3日間お世話となる旅館に到着した。全生徒はバスから降りて旅館の女将さんなどに挨拶を終えて荷物を持って旅館に入っていく。一夏もそれなりに大きなスーツケースを肩に担いで旅館に入ろうとした瞬間
「っ!!」
一夏はスーツケースを地面に落とした。そして旅館の入り口に背を向けて、警戒するような態勢を取り始めた。1組だけではなく、他のクラスの女子達も一夏のいきなりの行動に不思議がって動きを止めた
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