第二幕その二
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」
クリングゾルは玉座にいながら全てを見ていた。
「遂にか。来たな」
「来た、遂に」
「そうだ、来たのだ」
それを見ながらクンドリーに語ってみせる。
「あの若造が」
「私は今度は一体」
「よし、それではだ」
クリングゾルは早速動いた。
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