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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
05 進撃 その一
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が、虐殺された人々の魂は、成仏できずに亡霊となって森をさまよい、森に入った生者を仲間にしようとするという過去を持つ。
 で、この地を支配するカペラは数年間に渡って、魔導師ラシュディの下で修行を積んだというラシュディの弟子の一人で、虐殺の後にポグロムの森にさまよう多くの亡霊を悪魔に捧げ、強大な魔力を得たという。
 案外、彼も一枚この虐殺に噛んでいたのではないとか疑っていたり。
 という訳で、そんな彼に統治なんてものを考えている訳も無く。
 その力による恐怖でこの地を押さえつけていたのだ。
 で、マトグロッソ、ロライマ、アラゴアスなどの諸都市は彼の力が通用しない所をまざまざと見せられている。
 仕込みはばっちり。

「エリー。
 部隊の準備は整っているわよ」

「こっちもだ。
 姫さん。
 あんたの指揮に皆従うようにばっちりとしつけているからな」

 私に与えられた戦力500の内訳はこうだ。

 ファイター及びアマゾネス隊300。
 クレリック隊50。
 ウィッチ・パンプキン隊50。
 アーチャー隊50。
 ホークマン隊30。
 ビーストテイマー隊20。
 オクトパス三匹。
 グリフォン三羽。
 ワイアーム一匹。
 ドラゴン(ぽち)一匹。

 なお、ロライマ、アラゴアスにはシャローム守備隊のギルバルドの隊から守備兵を出してもらえるように事前調整済。
 ここで説明しておかないといけないのがアーチャー隊で、弓の上手いアマゾネスがクラスチェンジしたのである。
 まぁ、シャローム防衛戦は基本弓戦だったからなぁ。

「エリー。
 そろそろ会議を始めましょ」
「そうよ。
 六日でここを突破するって大見得きったんだから、できなかったらおしおきよ。おしおき」
「まぁ、ここを六日で突破てどうする気なんだ?
 姫さん……」

 前からのつきあいだった、ヴァルキリーのスザンナ、ウィッチのオデット、ビーストテイマーのフレディは当然この場所にいる。 
 そして、部隊が増えたので新顔もこの場に居たり。

「クレリック隊をまとめる、エリナです。
 よろしくお願いします」

 凛々しい顔つきでロシュフォル教の祈りを捧げて挨拶するのがクレリック隊をまとめる事になったエリナ。
 アマゾネスに志願して、シャローム防衛戦で手当てなどをしていたら啓示を受けてクレリックになったという経歴を持つ。
 その為か、クレリックの力も強く、他のクレリックからも一目置かれていたのでまとめ役として抜擢したという次第。

「ヴェルディナ。
 アーチャー隊をまとめさせてもらっているわ。
 よろしく」

 ショートボブでロングボウを肩にかけた女性が挨拶と共に一礼する。
 彼女もまたシャローム防衛戦にてクラスチェンジ
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