A’s編
五人目
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「で、そろそろ本題に入るわね。まず、あなたたちを襲った犯人。多分、闇の書の守護騎士、ヴォルケンリッターだと思うわ」
リンディさんはソファに座りながらモニターを出し、襲撃者四人の画像を出しながら説明をする。
「緑色の人が持っている本、これが今回の事件の一番の原因である、闇の書。
これはリンカーコアから魔力を奪うことでページ数を稼ぎ、全部集めることによってすべてを破壊し尽くしてしまう、呪われた魔道書なの」
「つまり、あの守護騎士とやらはその魔道書を完成させるために魔力を集めてるってことですか?」
リンディさんの話を聞いて、少し気になったのでオレは聞いてみる。
「ええ、間違いないはずよ。そして私たちはこれ以上の犠牲者を出さないためにも、闇の書の主を探し出し、蒐集をやめさせる。今回はこれをメインにしていくわ。なのはさんと美愛さん、二人はもう蒐集されているから、もう蒐集されることはないわ。だからフェイトさん、アリシアさん、陽龍くんは気をつけてね。特に陽龍くん」
名指しされた。
というか二回言われた。
大事なことだから二回言いました?
「おにぃは魔力量がアレだから、一回だけでもすごいページ集まりそうだもんね」
なるほど納得。
「じゃ、今回は後方支援に回るか。最近射撃のうでも上げたいと思ってたし」
「いや、おにぃはいつも遠距離から撃ってんじゃん」
そういうお前もな。
「ってか捉え方が違う。オレの言う射撃は、スナイパー的な感じで暗さ・・・敵を撃つの。おーけー?」
「陽龍、いま暗殺って言おうとしなかった・・・?」
気のせいだ、フェイト。
「そんなわけでまだ蒐集されてないアリシアと後ろに回ってるわ」
アリシアはそこまで攻撃に特化してるわけじゃないし。美愛もだけど。どっちも普通に攻撃してるけど。
「さ、今日はもうここまでにして、みんな家に・・・ッ!」
リンディさんが帰りなさい、そう言おうとした瞬間、結界が張られた。
『至近距離からの魔力反応!闇の書の守護騎士を補足しました!』
「なんですって!?ならクロノ執務官、そしてなのはさんフェイトさんアリシアさん美愛さん、陽龍くんを転移して頂戴!」
そう言うと、すぐにオレたちの足元に転移魔法陣が現れ、オレたちは守護騎士のいる場所へと転移した。
転移した先には、先日見つけた赤い髪の少女と、水色のような、白いような髪をした犬耳青年を発見する。
「ヤミ、セットアップ!」
「ヒカリも!」
「レフェリア、いくよ!」
<はい、ヒリュー>
<お任せあれ!>
<全力を尽くそうね!>
オレたち三兄妹はすぐにセットアップする。
すると、今までと杖が変わっていることに気がつく。
「これが、カートリッジシステム
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