第5話:夜中に廃墟へ行くのって尋常じゃないくらい怖い
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何故だか雷鳴とどろく闇夜に……
やっべー……怖ー……めちゃんこ怖ー!
怯んでますよ……私怯みきってますよ。
だから報酬の前払いを要求したんだ!
こんな恐い所に子供だけで行っちゃダメだろう……あ、父さんへ正直に話し付いてきて貰えば良かったな。
(ガチャガチャ!)
「ダメね……この扉は錆び付いてて開かないわ。何処か他に入れるとこは無いかしら?」
行動力満点の美少女は、この城の雰囲気に飲まれる事なく入り口を探している。
「ビ、ビアンカ……待ってよぉ……置いてかないでよぉ!」
ボーッとしてると彼女はズンズン先に行ってしまい、恐ろしい雰囲気の中で一人ぼっちにされてしまう。
もう泣きながらビアンカの手を握っておりますよ、俺ちゃんは。
「ちょっとアルス……まだオバケは現れてないんだから、そんなメソメソしないでよ!」
「う、うん……ごめんなさい」
優しく手を握って貰ったが、流石に叱られてしまった……
城の裏手に回り込むと、原作通り最上階へと続くハシゴが1本設置されている。
「ここから中に入れるかもしれないわね」
そう言ってビアンカは、先行しハシゴに登り始める。
置いていかれたくない俺は、慌ててビアンカの後に続きハシゴを登る……で、気が付く。
見上げれば其処には純白のワンダーランドが広がってるではないか!
ロリロリビアンカの秘密の園は、美しい純白で俺を手招きしている。プリップリッと!
先程までの恐怖は消え去り、吸い込まれる様に純白を目指す俺。
あとちょっと……もう数センチ……
魅惑の桃源郷に俺の顔が到達する目前で、ビアンカが最上階に到達したらしく、俺の希望は消え去った。
「見てアルス。あそこから城へ入る事が出来そうよ」
それより俺は、貴女のアソコに入りたかったよ。
もうちょっとだったのになぁ……
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