第121話 トーヤの決意と怒り
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くり立ち上がりました。
ミ「なぁ〜に?まだ戦うの?」
ミーシャさんは僕を上から目線で欺きます。
ト「・・・・・・・・た・・・」
ミ「なぁ〜に?よく聞こえないよ〜。もうちょっとはっきり・・・」
ト「僕の友達を傷つけたっ!!僕の大切な人を傷つけようとしたっ!!もう、黙っている事が出来ませんっ!!!」
僕は首から提げている幽封玉を外しました。ウメさん、力を解放します・・・!!僕の周りが妖しく紫色に光り出し、僕の瞳は紫色から赤色に変わりました。そして、僕の頭には角が生え、瞳は赤く、足が透けた状態になりました。僕は、半幽人の姿になったのです。
ミ「は、はは、半幽人・・・まさか、ほ、本当に、いたなんて・・・」
僕は驚きを隠せないミーシャさんお構いなしに、
ト「らぁっ!!」
ミ「うぐっ!!」
ミーシャさんの頬を思いっきり殴ります。
ト「てぇい!!」
ミ「うあっ!!」
続いて背中を思いっきり殴ります。
ト「とぅっ!!でりゃっ!!おらぁぁぁっ!!」
ミ「カハッ!!ぐわっ!!あぁぁぁっ!!」
腹部、額、顎を連続で殴ります。自分でもわかります。今の僕は、いつもの自分じゃないとゆう事を。そして・・・
ト「幽力呪拳刃ッ!!!」
どす黒い紫色の光を纏った刃のような拳でミーシャさんに止めを刺します。
ミ「アァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
ミーシャさんは悲鳴を上げながら反対の壁まで吹っ飛んでしまいました。
ミ「わ、私が・・・ま、負ける・・・なんて・・・」
最後にそう呟くと、ドサッと床に倒れてしまいました。僕は自分の両手を見つめました。
ト「勝った・・・僕、勝ったんですよね・・・」
初めて決意が果たせた気がしました。父さん、母さん、妖霊王様、ウメさん、お化けたち・・・本当に、ありがとう。僕は幽封玉を首に掛けると、元の姿に戻りました。
ウェ「トーヤさ〜〜〜ん!!」
ト「あわわわわぁっ!!」
ウェンディさんとシャルルさんが下りて来て、ウェンディさんは僕に飛びついてきました。バランスを崩しそうになり、何とか持ち応えます。
ウェ「よかった・・・本当に、よかった・・・」
シャ「勝ったわね、トーヤ。」
ト「はい。」
ウェンディさんの頬には涙が伝っていました。僕はほっとしたせいか、力尽き、その場に倒れてしまいました。
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