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その後も激しい攻防が続く


ツクバが攻撃を仕掛けても


あれだけの目玉の数だ
上手い具合に避けられる


逆に寄生虫が攻撃しても
経験の差 ツクバには当たらない



『これならどーだっ』


一気に間合いを詰めて
棒を真横一直線に振りぬく

だがこれも 屈んで避けられた





避けると読んでいたのか
その勢いを殺さずに

寄生虫の真上から棒を突き刺した


「上手い!」



だが、、、


『ちっ』


これまた予期していたようで
前方に飛んで 棒から逃れる



また当たらない かと思えば



流れるような動作で 地面に深々と刺さった棒を中心に
ぐるりと体に回転をかけて 両足で蹴りを繰り出した


「すげー3段構え、、」


見事に 蹴りが脇腹へヒット


『うっし!』


地面から引っこ抜いて肩にかける


『・・・・でもこれじゃダメだな』



それには同感だ
このままじゃ埒が明かない



まだまだ寄生虫は動けるようで

姿勢を低くして 様子を伺っている






「何か策でもあんのか?」


『うーん。そうだね〜・・・

 呼んでみるか、真ちゃんお疲れ様」



「消えた、、!」


ずっしりと重量感のあった黄色い棒は
ツクバの手から 跡形もなく消えた



『来てくれると良いんだけど、、、、火奈(ヒナ)』



右手を開き
親指を下にして 体の横へ腕を伸ばす



あの棒と同じように地面が瞬くと
火柱が上がり ツクバの右手に直撃した


パッと一瞬で火が消えると
その手には歪な形の刀とも槍ともとれる物が握られていた




『・・・けっきょく来てくれるんだ、、
 優しいねー火奈ちゃん』



 




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