第71話 勇者王が戦い少年少女は青春のようです
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口から……!」
ななな、何を言ってるんだ僕は!?いくら感極まった感があるとは言え、愁磨さんみたいな事を!
ハッ!で、でもこれって、超さんが言っていたのどかさんに対する態度を少しでも清算するチャンス!?
・・・いや、それじゃ駄目だ。そんな考えじゃ失礼だし、何より僕の感情に嘘をつく事になる気がする。
「いえ、その……か、かわいい、ですよ?」
「へ、へぅぅぅぅー………。あ、あ、ありがとうございますー///」
暗がりでも分かるくらい、のどかさんの顔は真っ赤だ。多分、僕も似たような事になってるとは思うけれど。
ガッチガチになっているのどかさんに、取り敢えずと手摺の傍へ誘う。
おずおずと僕の隣・・・肩が触れそうなと言うか若干触れてるくらい近くに来るのどかさん。
ヒュゥゥゥゥゥゥ―――― ドォォォン!!
「き、きれいですね。」
「そ、そうですねー。」
その後、花火が終わるまで一緒に見続け、全く同じ会話をし続けた僕達だった。
いや、僕はのどかさんをチラチラ盗み見みてたせいで、花火なんて見ていなかったけれど。
・・・愁磨さんだったら、『君の方が綺麗だだよ』とか歯が銀河の果てまで浮きそうな台詞言えるんだろうなぁ。
Side out
Side ―――
「いやぁ、青春ですなぁ。」
「そうねぇ、青春ねぇ〜。」
「ああ、青春じゃのう〜。」
「・・・・・・はれんち。」
「良いから仕事せんかぁーーーーー!!」
テラスにいたネギとのどかを盗み見ていた愁磨・ノワール・アリカ・アリアが両手に食べ物を握りしめつつ
祭り満喫と言った姿で口々に好きな事を言い、暴れる生徒を殲滅するエヴァの叫びが花火と共に夜空に散った。
Side out
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