第71話 勇者王が戦い少年少女は青春のようです
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イエッサー!』』』』
「はーい、一般の方々は一旦世界樹広場の方へ集まってくださーい!」
「櫓班、正門前へ急げ!一時間で積み上げるぞ!!」
「ちょっ!早く売り上げの集計しないと順位発表あぶれるわよ!」
既に決まっていた後夜祭の役割通りに動き出す生徒達。この切り替えの良さは果たして元からの物なのか
結界効果による物なのか。今となっては俺も良く分からない。いや、前者だろうな。そうであって欲しい。
しかし、それに乗り切れていないこいつらは果たしてなんなのか。明日菜の・・・いや、アスナの影響か。
「お前らも言いたい事があるだろう……と言うか、言いたい事だらけだろう。
だが、今はそれを認めない。さぁ、教師と学生の本分を全うしたまえ。」
Side out
Side ネギ
「他の人に迷惑をかけてはいかんよ。」
呆然としていた僕達にそれだけ言うと、ヒラヒラと手を振って愁磨さんは歩いて行ってしまう。
いつも通り―――いや、多分予定通りだからこそ、こんな飄々とした態度が取れるんだろう。
僕はもう慣れてしまったから冷静に判断出来るけれど、そろそろ明日菜さんあたりが―――
「…………はぁぁぁあああぁあぁああぁああああああ!?」
「さ、流石の拙者も、これには少し……ムカつくのでござるよぉ!!」
「ワタシのやる気と覚悟を返すアルーーー!!」
「あんの意味不明教師ぃーーー!意味分からん事だけ言って行きやがったぁぁぁーー!」
ドッカーーン!と背後に火山が噴火する映像が見えるほど憤慨する四人。
他の皆さんは普通に見えるけれど、青筋を立てている。のどかさんとまき絵さんだけが困り顔だ。
だけど、職務怠慢してもいられない。何故なら、クラス展示で誰にも負ける訳にはいかないんだから・・・!!
「皆さん、急いでクラスに戻りますよ!片付けと報告は僕達が担当しているんですから!」
「え!?そ、そうね。愁磨先生の言葉に従うのは癪だけど、皆に迷惑かける訳にはいかないからね。」
「それもそうアル………か?」
「いや、そう言う事にしておかないと話が進まんでござる。拙者もクラスの方に行かないといかん故。」
「あぁぁぁああぁあああ!?探検部すっかり任せっきりだった!?部長に殺される!!」
「そ、そうでしたー。謝らないといけませんー。」
「はぁ………これぞ骨折り損のくたびれ儲けです………。」
文句を言いつつも、皆さんも自分の仕事に向かって行った。
僕も自分の仕事をするべく・・・でも、祈っている事は全く違う事だった。
………
……
…
『レッディィィスエェェエンドジェントルメン!紳士淑女老
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