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少年は魔人になるようです
第70話 少年と少女は本気のようです
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サギタ・マギカ》 集束(コンウェルゲンティア) 光の1001矢(セリエス・ルークス)』!『弐桜華崩拳』!!」

「器用なものダ!!」
ズドォォン!


詠唱破棄で唱えた光の矢を拳に乗せ、『桜花』を超さんの蹴りに合わせる。

格闘戦(インファイト)で最速で使える一番強い技だったんだけれど、それで衝撃を軽減する程度・・・!

詠唱する暇なんて当然無いし、詰んだとはこの事を言うのかな・・・・。


「これでぇ!!「終わりな訳ないでしょうがぁ!!」
ドガッ!
ぬぁっ!?」

「今のウチに離れるでござる、ネギ坊主!!」
ズドォン! ズドォン! ズドォン!
「あ、明日菜さん楓さん!?」


いきなり跳び蹴りと爆撃苦無を受け、超さんが釘付けになった。

一応超さんが挟み撃ちになる形にして、雷槍を詠唱・待機させておく。

・・・いやいや、毎回の事だけど、明日菜さんの『魔力無効化』とでも言える能力はなんなんだろう?

あんなのチートだよ!頑張ってた僕が馬鹿みたいじゃないか!


「(いやいや、今は置いておこう・・・!)」
風の精霊539人(セブテンデキム・スピリトゥス・アエリアーレス)縛鎖となりて(ウィンクルム・ファクティ)敵を捕まえろ(イニミクム・カプテント)『魔法の射手(サギタ・マギカ)戒めの風矢(アエール・カプトゥーラエ)』!! 」
ギュルルルルル!
「ぬ……!?こんなもので私を捕えたとでモ思うのかネ?」

「思いませんよ!『魔法の射手(サギタ・マギカ) 連弾・雷の653矢(セリエス・フルグラーリス)』!

風精召喚(エウォカーティオ・ウァルキュリアールム)剣を執る戦友(コントゥベルナーリア・グラディアーリア)!捕まえて(アゲ・カピアント)!! 」
ドガガガガガガガガァ! ドギュギュギュギュギュギュゥア!
「……………ひ、酷いネ。動けない女の子相手にこれだけ攻撃するとハ……。」


最高に面白そうな顔でそんな事言われても、全然良心が痛まないよ!・・・いや、実は少しだけ。

もとい!超さんはさっき「時間制限付き」って言った。なら、このまま捕えてさえいれば!


「私を殺す必要ハない………まさカ、そんな巫山戯た事を考えては居まいナ!!」
ビキビキビキ―――
「―――!?え、解放《エーミッタム》!『雷皇の三鉾(ティレイス・ドライティス・ヴォローエ・アフトラークラ)』!! 」
ドンドンドン!


捕縛魔法が破壊される寸前、待機させておいた雷の投擲(ヤクラーティオー・フルゴーリス)で更に拘束を増やす。

まさか拘束する500の風矢と100の風精、600の麻痺させる雷矢が一瞬で弾かれそうになるなんて
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