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少年は魔人になるようです
第69話 少女は闇を解き放つようです
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・!!


「貴様らを殺すためにここにいル……!!世迷言など言えヌようにしてやるネ!!」


さぁ、お披露目ダ。

Side out


Side 近衛門

ドガァァァァァンン!!
「ぬぐぅぅぅ!若造がぁ……たぁいした攻撃をしよる。腑抜けた地獄の連中よぉり余程やりがいがあるわぁ!」

「フォッフォッフォ、褒めてくれるのはうれしいがのぅ。老体に堪えるんじゃ。

そろそろ倒れるか帰るかしてくれんかのう?」

「笑ぉぉぉぉぉ止ぃ!!どぅおぉちらかが死ぬまで戦るのが武士(もののふ)ぞ!!」


暫く魔王信長と戦い、一撃の信長に対し柔と速度で対応し何とかここまで保っとったが如何せん重すぎる。

あちらの方が相当年寄りとは言え、所詮は人間と魔王。体力も魔力も回復速度も桁が違うのじゃ。

・・・・仕方ない。僅かでも情報を与えたくは無かったのじゃが。


「仕方ないのう……。では、いい加減本気を出すかの。」

「フ、フハ……!フゥハハハハハハハハハハ!!我を相手にまぁだ本気を出さんでやっているとは!!

よぉかろう!儂も本気を出してやろうぞ!!」


儂が気を爆発させると、信長も狂()を跳ね上げる。

やれやれ、これでは奥義の二つ・・・いや、三つも出さんと倒せんじゃろうなぁ。

全く、人が死ぬ思いで会得した技を湯水の如く使わんと勝てんとは。


「ままならんのう………。」

「よぉぉそ見をするとは不遜なりぃ!死天に花咲き撚れ『六王魔天元殺』!!」
ズッジャァァアアゥ!!


空を仰ぎ見た瞬間、魔王の天を覆わんばかりの黒い剣波が儂目掛けて振り下ろされる。

困ったもんじゃ。これが落ちたら周囲にどれだけ被害が出るか分かったもんじゃないわい。

しょっぱなからこの技を出す羽目になるとはのう!!


「郷紅が奥義……『天津甕星(あまつみかぼし)』!!」
ガドゥン!!
「ぬぐぅぅぅ!?」


天に向け、細いビーム状の気を天の星が如く撃ち出す。更にそれを回転させ、切り刻む。

細かな爆発が上空で起こり魔王の姿が見えんくなるが・・・この技には関係ないぞい!


「銀龍が奥義!右に龍樹菩薩、左に地蔵菩薩!!合わさり撚れ……『阿弥陀如来(あみだにょらい)』!!」
ドグ ドグゥッ!!
「ガ……ッ!?グファ……!!フゥハハハハハハハハハハハハハハハハッハハ!!愉快!愉快ぞ!!

魔王でもなく、魔人でもなく!よくもこの地平へ立てたモノだ、ニンゲン!!」


弐匹の龍神を顕現させ魔王の両手に喰らいつかせ、更に両足を絡めとらせる。

さて、折角お褒め頂いたのじゃから・・・参番目くらいの技で仕留めるかの。


「これで仕舞いじゃ、第六天
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