第67話 少年は漢の魂を背負い戦うようです
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を蹴り上げ、校舎の外へと吹き飛ばす。
「ネギ君、愁磨殿は任せるぞ!儂はあやつを片付けてから向かう!!反論は無しじゃ!」
「く……呪いに気を付けてください!」
「応!」
学園長先生が信長が降って来た穴から飛び出すと、建物の中に居ても分かるほどの打ち合いが幾度と無く響く。
僕は急ぎ、明日菜さんと合流するべく、学園長室を飛び出し図書館等へと向かった。
Side out
Side 明日菜
暫く格納庫で待ってると皆が次々帰ってきて、最後にネギが慌てたように飛んで来た。
「皆さん、よく無事で!」
「なーによ。アタシらがどうにかなっちゃうと思ってたの?」
「あ、いえ……。えっと、分かっているとは思いますが、拳王さん達が出撃しました。
倒せたかどうかは、分かりませんけれど……。それと、何と言ったらいいのか……。」
「………………。」
「せ、刹那殿。あちら側にいたのでは?」
「ここに来る途中、学園長先生の四天王さん達に引き渡されました。………それで、話があるそうです。」
ネギに言われて、前に出て来る刹那さん。
いつものサイドテールは解けて髪で隠れてしまってて、顔が見えない。
・・・・暫く下を向いて黙ってたけれど、ポツポツと話し始めてくれた。
「……皆さんは、誤解しているんです。あの人がしようとしている事は、そんな事では無いんです………。
私は、あの人を………助けて……いえ、守りたいんです。」
「誤解、って……何を言ってるの!?私たちは愁磨先生と超さんが何をしたか見たんだから!」
「そこは、そう言う世界だからと言っていました。
私にもよく分かりません……でも、愁磨さんが私達に話した事は、もっと別の事でした。」
それについては詳しく言えない―――そう言って、また刹那さんは黙ってしまった。
・・・良く、分かんないんだけど・・・刹那さんの言う事が本当なら、
愁磨さんは人を殺す気がない、って事なの?
「刹那さん。真実がどうあれ、僕達は"愁磨さん達"を止めます。
僕達は戸惑う暇も迷う暇も無いんです。……僕が聞きたいのは、一つだけです。」
その時、ネギから良くない・・・ザワザワする気配が漂ってくる。
前に出くわした、愁磨さんそっくりの虹色の奴みたいな―――
「貴女は、僕達の味方ですか。それとも敵ですか?」
「…………私は、あなたの敵です。ですが、今は愁磨さんの味方でもありません。
自分が成したい事の為に、あなた達と協力すべきと思った。それだけです。」
「そ、そんな身勝手な理由で「分かりました。ついて来て下さい。」
ちょ、ネギ君!?」
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