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少年は魔人になるようです
第67話 少年は漢の魂を背負い戦うようです
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器の十二人も暫く再起不能ではあるが、命に別状無い。」


戦況が開いて暫く、敵兵の殆どを倒していた四天王の殆どが、

もみじさん達が乗る50mを超えるロボット3機に負けた。

・・・今は僕と明日菜さん以外の8機が出撃しているけれど、果たして勝てる物なのか。


「しかし、他の巨人機械兵が何故かそやつらと戦っとる。

倒すにしろ、時間を稼ぐしろ、ワシらも今から出た方がよさそうじゃのう。」

「そうじゃな。よもや、組みにした四天王が簡単に屠られようとは。

これ以上無駄に戦力を減らされる訳にはいかん。」

「……よかろう。では東の、貴様がここに残れ。我々があの三機を潰して来ようぞ。」

「相分かった。死ぬでないぞ、3人とも。」

「カカカ、誰に物を言うか戯けが。一番の若造は大人しくしておれ。」


それだけ言うと、3人の拳王は背にそれぞれの化身を揺らがせ大扉から出て行った。

・・・多分、あの3人も勝てないだろう。

もみじさん達には勝てても、超さんかノワールさんか。そして愁磨さんに。


「学園長先生。では、僕も行きます。」

「………いや、ワシも行こう。残るはあちら側の王と臣下のみじゃ。なれば、ワシが出んといかんじゃろう。」


そう、あっちで残っているのはチェスで言うクイーンとキング。

キングが複数ある状態ではあるけれど、一手で好きな所に行ける駒も複数と来ている。

方法があるとしたら、ただ一つ・・・・。


「ネギ君、君はどうするのじゃ?彼と戦って勝てる算段がある訳でもあるまい。」

「……一つだけ、1%以上は希望が持てる策があります。愁磨さんを信じるなら、ですが。」

「フゥム………………相分かった。ワシが先に彼を止めれば良い事じゃ――――」
ズ ズ ゥ ン ― ― ―


その時、天井から何かが降って来た。黒い、呪われた影。現代に甦った亡者・・・・・!


「よぉぉぉうやく出番がまぁわって来たと思ったがぁ。儂の運も捨てたモノでは無いらしぃなぁ。」

「織田、信長……!?」

「小僧ぅ、こぉんどは逃げられると思うでないぞ!!」


禍々しい魔力が僕と学園長先生へ叩き付けられ、魔王の刀が振り下ろされる。

待機させておいた強化魔法で、何とかずらすくらいは・・・!


ガキィィン―――
「フォッフォッフォ、子供の前にこの老いぼれの相手をしては頂けんかのう。第六天魔王殿?」

「若造ぅ、頭が高いぞ!!」


学園長先生が僕と信長の間に割って入り、剣を受け止める。

その瞬間、二人の纏う気と魔が弾ける様に膨れ上がり、拳と剣がぶつかり合った。

一撃で地面が1mも沈み、二撃で四方の壁が砕ける。学園長先生が信長
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