第66話 大乱闘が始まるようです
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時間まであと8分。刹那さんのギャラハッドは先程の報告通り大破、
アリアさんのダイゼンガー・アウゼンタイザーが3分、真名さんのパトリオットが1分遅れで出撃可能。
愁磨さんの機体に至っては、システムの起動すらしていませんので………。」
「………まぁ、最初からアテにはしていなかったがネ。
元々、戦力としてハこの"魔城剣アンサラー"と私の"ムスペルヘイム"だけで十分なんダ。」
私の発言に不満少々、ほぼ同意顔のネカネ殿。
とは言え、初期のアンサラーでは攻・防両面に少々不安が残ってはいたんダ。
殲滅力には長けていたガ、精々学園を吹き飛ばす程度。
下手をすれバ拳王共に止められ、人類を殲滅する事は難しかっただろウ。
「残りの四天王三隊、機械兵団を突破!各隊長は迎撃に出てください。」
「(ふーむ、機兵の配置は全て同数だった訳だガ。となると刹那の所が一番の手練れだったのカ?)
………知っていタ、か?ワザと?しかしナゼ…………?」
「はい、なにか?」
「あぁ、いや。なんでもないヨ。では私達も下降開始、上空10q地点で待機。
私はムスペルヘイムとリンクを始めてくル。」
「了解しました、ご武運を。」
・・・実の所、織原一家の中で一番分からなイのはこの子だ。
優秀ではあるガどう見ても普通の少女であり、人殺しなどを容認出来る子には見えなイ。
「なぁ、ネカネ殿。君ハ何故こちら側にいるんダ?君のような子ハ、それこそ――――」
「ネギ側に居るか、花でも愛でている方がお似合いだと?ええ、私もそう思います。
でも、愁磨さんがいますから。」
「…………それだけ、かネ?」
ええそれだけですよ、とコンソールに目を戻すネカネ。
ああ、やはり分からなイ。恋とか言う下らない事に現を抜かしているくせに、人を消す事になんの
抵抗もナイ。・・・成程、魔人殿の言う事がそんなに信用なると言うのならば。
「見せてくれよう、この世に地獄と言うモノを。顕現させてあげよう、火の神を、炎の魔を。」
私の存在意義とハ、それが全て。
精々苦しんで死んで逝け。私達の姉妹の様に、友の様に。それ以上に。戦火に悶え、死んでしまえ。
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