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少年は魔人になるようです
第66話 大乱闘が始まるようです
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定通りの時間から『イベント』が始まり、

始めは初期戦力である歩兵と多脚戦車が海岸より上陸し、集まっていた防衛軍と当たった。


「ハッハッハ!楽勝楽勝ぉーー!!」

「弾だぁ!弾持って来い!撃ち足りんよ、こんなものではぁ!!」

『さーて東海岸。野球部と古式弓道部の一個中隊が奮戦!

敵兵を瞬く間に粉砕!玉砕!!大喝采だぁ!!

続いて西海岸、少々遅れて他所も討伐完了!速い、早い、迅い!』


第一陣はその殆どが海岸で討たれ、討ち漏れも市街地で討たれた。

続いた第二陣では多腕型・獣型、更には4m以上もある巨人型機械兵が各所に5機ずつ投入される。


「クソッ!このでかいのつえーぞ!?」

「銃じゃ駄目だ!手榴弾とロケランも持って来い!」

『Gogogoooooooooooooooooooooo!!』

「「うぉわおあああああああああああ!!」」
キンキンキンッ―――
ドンドンドンッ!!


巨人型の腕が振り上げられ、一般兵の頭上へ振り下ろされる―――寸前。

人間の胴よりも太い腕が細切れになり、頭と胴体に風穴が開いた。


「サムライ部隊、参る!!」

「ガンナー隊、続け!!行くぞぉお!!」

「おぉお!?なんかカッコいいの来たぞ!!」

『さぁ皆さん!ここからは護衛部隊が各所に登場し、一緒に戦ってくれます!

彼らはランキングに関係ありませんが、任せ切りだと上位には行けませんよ!!』


各所で苦戦し始めると魔法を使う部隊、つまり防衛側の主戦力が投入された。

表上は学園祭も催しなので、イベント性を高めるための得点ランキングも置かれており、

防衛側のモチベーションは上がり続けていた。


「ふぅむ、ナカナカ頑張るじゃないカ。追加追加〜♪」

「ゲームバランスを崩すなよ?」

「貴方の娯楽至上主義な考えハ理解しているヨ。敵に回られても困るしネ。軍師としテの采配をご覧アレっと!」


戦場に見立てたホログラム盤を、超は嬉しそうに操作し続ける。

俺と超は司令部兼最終兵器の天空要塞に常駐するラスボス、

他の皆は防衛部隊長的な役割としてロボ射出場の奥(と言うか上空)に待機していて、

隊長がある程度のダメージを負った時点で退避、その拠点は奪取される設定になっている。

実際は一合二合したら撤退するのだが。


『ガガガッ!』(み゛ーーーーーっ

「ちょ、わ、きゃぁっぁぁああああああああああ!!!」

「うっそぉ!?マジで脱げんの、これ!?」


第二陣で、ロボの攻撃を受ける者がやっと出てきた。

ビーム系攻撃は一発で服が消し飛び(下着は残るが)、ミサイルやガトリングは被弾したところだけが無くな
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