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少年は魔人になるようです
第66話 大乱闘が始まるようです
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いないようだったので図書館島へ戻って来た。


「まさか超さん、あんな秘密兵器まで隠していたなんて………。

映像にはいなかったけど、もし出て来たら………。」


つい今しがた感じた殺気を思い出して、身震いする。

ロボット軍の攻撃は、成そうとしていることとは異質な、お遊びの様な・・・躊躇う様な雰囲気を

感じたけれど、アレは違う。『戦う以上は殺す事が当たり前』と思っている。


「(魔王、織田信長――――歴史通りの人なら、人を殺すのが当たり前で当然だ。

呼び名が第六天魔王とかあったけど、本当に魔王とか………。)

アレが出て来たら、学園長先生に任せるしかないんだにょわぁーーー!?」
ドガーーーーーーン!!
『あったたたー。ネギ坊主、大丈夫アルか?』

「く、古さん。何事ですか?」

「いやぁー、千雨どんが強くてネ。つい熱が入ってしまってるアルよ。」


古さんが乗ってる機体、ゴッドガンダムが視線を動かした先。

演習場を見ると、千雨さんが乗った真紅の機体、紅蓮聖天・・・何だっけ?

その紅蓮が、六対一で戦っているのが見えた。


左手に持った短刀と長い右手で攻撃を防いで、攻撃は蹴りと右手の突きだけ。

シンプルだけに、強さが際立ってる。飛行も可能だし、何よりも右手の一撃必殺"輻射波動"がある。

そのまま練習で使う訳にはいかないんだけど――――


『これでラストぉぉぉぉぉぉぉぉお!!』
ドシュウゥゥゥッ!
『『『『ギャーーーーーーーーーーー!!』』』』


―――噂をすればなんとやら。千雨さんはその輻射波動で練習を締める。

輻射波動にも種類があって、今のはエネルギーを拡散させて機体を止める技。

人体に影響が無い様で、これから始まるロボット軍との戦いだと、凄く便利な技だ。

と、千雨さんはさっぱりした顔で紅蓮から降りて来た。


「おお、先生。意外と楽しいぞ、これ。ありがとな。」

「い、いえ……。楽しんでもらって何よりなんですけれど。随分慣れてるって言うか………凄いですね?」

「思ったとおりに動かせんなら、私の得意分野だからな!」


千雨さんは珍しく(最近はそうでもないけど)嬉しそうに基地に帰っていった。

この分なら、敵のロボ軍団は問題なさそうだ。あとは、あの魔王を倒すために、あの魔法を完成させないと。

Side out


――――翌日


Side 愁磨

『さぁやってまいりました麻帆良学園祭最終日イベント!

天才超鈴音と最凶教師織原率いるロボ軍団と教師・生徒、

さらには一般のお客まで交えた"麻帆良大戦"が開催されております!!弾が切れた方は――――――』


最終日。予
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