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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0380話
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先生達。そして大河内さん、佐々木さん、明石さん、和泉さんの4人を探す為の手掛かりが全くないのです。でしたら、可能性がある手段に頼らざるを得ないのではないでしょうか?」

 あやかの言葉にそれ以上の言葉を言えなくなってしまう千鶴。
 そんな俺の腰程度まで縮んでしまった千鶴の頭を撫でながら口を開く。

「心配するな。そもそも俺がそんじょそこらの奴に負けると思うか?」
「けど、怪我をする可能性は高いんでしょう?」
「そこはほら、あれだ。千鶴のアーティファクトや治癒魔法で」
「……もう」

 拗ねたような口調の千鶴だが、今の外見の幼さでそういう風にやられると本当に子供が拗ねているようにしか見えない。

「取りあえず、アクセル君がその拳闘大会とかいうのに出るのは分かったけどお金が稼げるってのはなんなの? 賞金か何か?」

 円の言葉に頷く。

「まぁ、それもある。ただ、もっと確実に稼げる方法がある。お前等にもお馴染みの方法でな」
「……私達にもお馴染みの方法?」

 小首を傾げる円に対し、さらに言葉を続ける。

「ああ。特に桜子と仲のいい円や美砂は特に……な」

 さすがにその台詞で俺の言っている金儲けの方法が分かったのだろう。円が呆れたような視線を俺へと向けてくる。

「なるほど、試合で賭けがある訳ね」
「ああ。手っ取り早く儲ける為に、保険で1万ドラクマを残して全部俺の勝ちに賭けてくれ。それを数回繰り返せばある程度の額は貯まるだろう」
「ちょっ、幾ら何でも有り金の殆どを賭けるってのはリスク高すぎない!?」
「何だ、円は俺がその辺の雑魚に負けるとでも思ってるのか?」
「いや、そうは言わないけど……」

 俺の言葉に言葉に詰まる円だったが、美砂がその背をバシンッと力を込めて叩く。

「円、諦めなさいよ。アクセル君がああなったら止められないわよ。それに、アクセル君の力を考えれば勝算はかなり高そうなんだしさ」
「……」

 美砂の言葉に少し考え、やがた大きく溜息を吐く。

「しょうがないなぁ、全く。分かったわよ。アクセル君に賭ければいいんでしょ、賭ければ。どのみちあのお金はアクセル君が稼いだ……っていうか、奪い取った物なんだから、そのアクセル君がそう言うのなら乗って上げようじゃない」

 円が頷き、他の面々もまた感心、呆れ、諦観、面白そう、等々の表情を浮かべながらも小さく頷いていた。

「よし。じゃあ早速だが受付に行ってくる」
「って、ちょっと待った!」

 部屋を出て行こうとする俺を呼び止めるのは美砂。どこから出したのか、その手には紙袋があった。

「ほら、これ。アクセル君の服。さすがに魔族の振りをするとは言ってもその格好のまま外にでるのはやめた方がいいでしょ」

 どうやら
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