暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0380話
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いざという時はまた逃亡生活になるのでしょうし」

 小さくなった茶々丸は以前に何度か見た事があるので、こちらはそれ程違和感が無いな。

「で、宿だが……ま、あそこでいいか」

 今いる裏通りから表通りへと出て、少し離れた場所に建っている宿屋へと目を向ける。
 さすがにどこにどんな宿があるのかは分からないので、一番手近にある宿屋で十分だろう。

「そうですわね。私達も早く服をどうにかしたいので、一端宿でその辺を準備しましょう」

 あやかの言葉に他の面々もダブダブの服を着たまま同意し、その宿へと向かうのだった。





 そしてそれから1時間後。宿で部屋を取り、あやか達に金を渡して宿の近くにある店で適当に服を買い漁り、ようやく落ち着いたということで現在は俺の部屋に集まっていた。

「で、ネギ君達と思ったよりも早く合流出来るかもしれないって言ってたけどどうやって?」

 そう尋ねてきた円に、宿屋に頼んで貰ったナギ・スプリングフィールド杯のチラシ――正確にはオスティア終戦記念祭のチラシだが――を見せる。

「えっと……ナギ・スプリングフィールド杯? あれ? ちょっと待って。ナギ・スプリングフィールドってどこかで聞いたような気がするんだけど」
「ネギ先生のお父様ですわね」

 悩んだ様子の円へと助けを出したのはあやかだった。
 その辺の記憶力はさすが完璧お嬢様といった所か。……まぁ、ネギに関しての情報だからこそ覚えていた可能性も否定出来無いが。

「あ、そうそう。確かネギ君の記憶で……」
「で、だ。父親大好きのネギがその大会に興味を示さないと思うか?」
「確かにそれはちょっと考えられませんわね」
「ついでに、俺達やネギパーティの面々はネギの父親がナギ・スプリングフィールドであると知っている。つまり……」
「なるほど、確かに皆がそれを目標にして集まる可能性はありますね。ですが、アクセルさん。それではちょっと弱いのでは?」

 俺の言葉にそう茶々丸が返してくる。確かに神楽坂辺りはナギ・スプリングフィールド? それどんな食べ物だっけ? とか言いかねない程にバカレッドだ。だから。

「その予選がここで行われるんだが、その予選の勝者とかにはTVのインタビューが来る可能性が高いらしい。それで、そのインタビューで俺がネギ達に関して匂わせるような発言をすれば、ナギ・スプリングフィールド杯を知らなくてもそこに引っ掛かる可能性が高い」
「……色々と不確定要素は大きいですが、確かに何の当ても無い現状ではそれが一番可能性が高いかもしれませんわね」
「でもあやか、それだとアクセル君が拳闘試合に出る事になるんだけど……危険じゃないかしら?」
「千鶴さんの言いたい事は分かります。ですが、今も言ったように私達にはネギ
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