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流星のロックマン STARDUST BEGINS
星屑の覚醒
8 弾ける殺意
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完全に狂った笑顔を浮かべている。
自分たちが苦しんでいるのを見て心から心の喜びが浮かんでいるのだ。
今までここまで感情豊かなのは彩斗も自分で驚きだった。
最初は狂った演技で恐怖を煽るつもりが、本当の愉悦に酔いかかっている。
そしてとうとうとどめを刺す時が来た。

「せいぜいあの世で...意気がって見せろよ...1人じゃ何も出来ないゴミクズだって理解できるまで!!!」

「もう分かったって!!!十分!!!十分だ!!!オレたちはクズだった!!!もうどうしようもないくらい!!!だからやめろ!!!!ヤメテェェェェェェェ!!!!!!!」

「アァァァァァァァァ!!!!!!!!」

彩斗は大声を上げ、右手で握っていたナイフを振り下ろした。
一瞬で首に滑り込み、筋肉や血管、骨を何の抵抗も無く切り裂く。
頭部を体から外れた時点でもはや人の形をしていない。
所詮、死んでしまえばタダの物だ。
更に臓器移植などの有用性も無ければ単なるゴミだ。
火葬するなり、埋めるなりして処分するしか無い。
そして気づけば、彩斗の足元に噴水のように血しぶきを上げなら、自分より数段、不細工な顔をした頭部が転がった。
こいつこそが不良の中でも特に彩斗に対してはひどい扱いをしており、ミヤを殺すという計画を立案した張本人。
もっともと言えば、もっともな最後だった。

「....終わった...」

彩斗はため息をついた。
自分の目的を果たすことが出来て安堵している。
今までにないくらいの快感だった。
今まで自分の人間としての価値を否定し続けていた連中が自分の力で人としての価値を奪われていくのだ。
自業自得だと思った。
もちろん世間一般から見れば、無抵抗の少年少女の命を軽々と奪った殺人鬼かもしれない。
だが今までにそれに相応することをやってきている。
文句など言われる筋合いはなかった。

「ミヤ...僕、やったよ...もう...君を傷つける奴はいない...」

だが反面、激しい後悔が込み上げていた。
結果として殺人鬼になってしまった。
自分の行いが間違っていたとは思わないし罪悪感など微塵も無いが、これによって社会的な地位は無くしたも同然だ。
もう『沢城アキ』としては生きていけない。
ミヤとも会うことも出来ないだろう。
そう思うと気づけば、ナイフをその場に落としていた。
マテリアライズしたナイフはそのまま消滅する。

「...帰らないと...メリー...」

残っているのはメリーだけだ。
たとえどんなに自分が堕ちても、メリーだけは味方でいてくれる。
だがこれも後悔を強める。
メリーに嫌われてしまったら?
恐ろしくて血の海と化した地面に膝をついた。

「........」

深呼吸をして落ち着こうとするも
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