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流星のロックマン STARDUST BEGINS
星屑の覚醒
8 弾ける殺意
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所に向かう。銃を使って撃ってくるようなら殺害しても構わないわ。マシンガンとスタンガン、あとネイルガンを用意してガレージに集合しなさい」

クインティアは無線で指示を出すと、ジャックとハートレスとともにミーティングルームを出ていこうとする。
だがメリーはハートレスの腕を掴んだ。

「!?」
「私も...連れて行ってください」
「...ダメ」
「お願いします。連れて行ってくれないなら...私はディーラーの機密情報をネットに流します」
「...何を言ってるか解ってるの?」

ハートレスは若干、冷や汗を流した。
実際、ディーラーの秘密が流されるのはマズイことだ。
もちろんメリーの知っている秘密とは孤児たちの能力を開発する実験を行っていることや、偽装された戸籍で人間を自由に存在させたり、消したり出来るということくらいで、実際のディーラーの正体とは程遠い。
しかしこのタイミングで晒されるのは、商売敵のValkyrieにも弱みを出すことに他ならない。
それにメリーはハートレスにとっては大切な存在だった。
もしValkyrieと戦闘になり、流れ弾でも当たれば、死ぬ確率は高い。
だがこの場で拘束させるのも、ただでさえ少ない人員と時間を削ることになる。

「分かったわ。ついてきなさい」

ハートレスは10秒程、深刻に考え込み、苦渋の決断をした。

















「ふぅ...さてと今から客が来るけど、その後はまた小遣い稼ぎに行くんだよな?」
「あったりまえだろ!だってよぉ、俺らとは比べ物にならねぇくらい、親からもらってる連中だぜ?俺らはそれを平等にしようとしてるんだから、むしろ褒めてもらいたいくらいだよなぁ」

デンサン港の廃工場ではそんな会話が飛び交っていた。
薄暗いが十分な明るさの照明の中、40人近い人数の同じ学校の不良たちが集っては博打をしたり、ただ群れて集まっている。
1週間前に彩斗とミヤという存在をこの大人数で仕留めてからというもの、人生が薔薇色だった。
今まで彩斗をサンドバッグにすることで、理由も分からず面白かった。
ただ人が苦しんでいるのを見ているだけで快感だった。
しかし転機はミヤが間に割って入ってきたことだ。
元から融通の効かない正義感を持っていた上に、一緒に殴ろうと誘っても断り続けた。
ただそれだけでムカつく存在ではあった。
だがまさか教師たちを脅してまで自分たちの自由を束縛したことで殺意へと変わった。

「てかさ、高垣の奴、まだ死んでないんだってさ。しぶといよな」
「でもそのうち死ぬだろ?あんだけバットで殴ったんだ。足も折ったし、頭もぶっ叩いてやったし、胸骨が折れて内臓に突き刺さってるらしいからな。それでこそブラック・ジャックでも来ねぇ
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