第四十五話 混沌の闘争
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ナ。そのまま脚のビームブレイドでデスティニーは胸部を裂かれ、ハイネのデスティニーは大打撃を受ける。止めとばかりにリフターのビームソードを発生させ貫こうとした。だが、流石のハイネもそれは許さないとばかりにガトリング砲を打撃武器として振り回す。
ぶつけたことでガトリング砲が使い物にならなくなるが、止む得ないと判断して引き下がる。追撃しようとする劾。しかし、両者の間にビームが放たれ、それは防がれる事となった。
『ハイネッ!』
シンのデスティニーとレイのレジェンドが両者の間に割り込んでくる。レイはドラグーンを稼働させ、ビームを途切れさせることなく放ち続けることで近づけさせないようにする。その間にシンは光の翼で幻影を生み出しながらビームブーメランを放ち、アロンダイトで斬りかかった。
相手のアロンダイトには対ビームコーティングがされていると察した劾は逆にそれを利用してビームサーベルを二刀に分離し、十字に構えてそれを防ぐ。
『一度下がってください。その機体の状態では戦闘の継続は難しいかと』
『ああ、分かってる。後輩においしい所持っていかれちまったな。けどサンキューな、実際ぎりぎりだったから助かったぜ』
『礼なら後で―――今は奴を倒すことに専念します』
ぶつかっては離れてを繰り返すシンのデスティニーと劾のジャスティスの二機。レイは正確にその動きを読み取りドラグーンのビームでデスティニーのアロンダイトの距離から逃がさぬようルートを塞ぐように牽制を続ける。
『レイッ!』
『分かっている!』
次の瞬間、一斉に放たれるビームの雨。二十を超えるビームの豪雨が劾とシンに襲い掛かる。普通ならばこのような味方すらも巻き込む銃弾を放つはずがない。だが、シンとレイは驚異的な連携を持ってその射線をデスティニーは躱して、アロンダイトのその切っ先を劾のジャスティスにまで届かせた。
「グゥッ―――!?」
ギリギリでシールドで受け止める劾。しかし、吹き飛ばされ、体勢を崩しつつも反撃をしていた。グラップルスティンガーによってデスティニーの腕を捕らえ、こちらに引っ張る。
『こいつッ!』
すぐさまビームブーメランを抜いてサーベル替わりにして切り裂くが、お互いに体勢を立て直す為に追撃を行う事は出来なかった。劾は圧されつつも耐え凌ぐ。戦闘は未だ続いていく事となる。
◇
マーレはMS隊と艦隊を潰しながら国防本部へと向かって行っていた。道中金色の二機が戦っていたのを見たが、それは見なかった事にしている。援護が必要なら始めから呼んでいた筈だろうと思い。
「敵の国防本部はまだ遠いか……」
ロゴスの部隊の一機だったのだろうウィンダムをビームライフルで撃ち抜き、接近を許そうとしない地上のアストレイ部隊をフ
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