第四十五話 混沌の闘争
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ンダイトの実大剣部分も共にビームに対して抵抗力が高い。故にどちらもビームを共に突破できずにぶつかりあうことになる。しかし、当然ながら劾はその隙を逃すようなことはしない。
「悪いが、これで終わらせる」
ジャスティスはそのまま後ろからビームライフルを構え放つ。
『不味いッ!?』
出力の関係上、アロンダイトでジャスティスのリフターを押し込み始めているものの、今こちらを手放せば間違いなくリフターはデスティニーに襲い掛かる。だが、だからといってそのまま撃たれるわけにもいかない。そしてハイネは一瞬の賭けに出る。
ビームライフルが放たれる直前に、ハイネは光の翼を消す。推力を一気に落としたデスティニーはそのままリフターに押し込まれ後ろに突き進む。そして、それによってジャスティスの放ったビームライフルは外れ、再び光の翼を展開し直し、今度は自分から後ろに下がっていく。
リフターによって後方に下がる勢いがついていたデスティニーは光の翼も展開させることでさらに速度を上げてリフターとの距離を取ることに成功した。一歩間違えればそのままリフターに真っ二つにされていただろうが、ハイネは成功するという自信を持っていた為、当たり前のようにそれを回避することに成功する。
『今度はこっちの番だ!』
ガトリング砲を取り出し、弾幕を展開する。先程とは違い、射角を広く取ることで回避を困難にさせる。
「グッ!だが―――」
グフやシグーに取り付けられていたガトリングよりも大口径のデスティニーのガトリング砲は攻撃を受け続ければいかにジャスティスであろうとも蜂の巣になる。ビームと実弾が入り混じるなか、ジャスティスはシールドを広く展開させて防いでいた。いかに火力が高くとも、ガトリング砲の一発一発の威力はたかが知れている。故にビームシールドを広く展開しても突破されることはなかった。
そして、ビームシールドの内側からビームを放つジャスティス。ジャスティスのビームシールドは展開中であっても内側から外側に向かっての攻撃が可能なのだ。
『こいつッ!』
「貴様は機体の性能を出しきっていないッ!そこが貴様の付け入る隙だ!!」
ビームライフルを躱す為に一瞬見せた隙に加速してデスティニーの懐に入り込むジャスティス。ビームシールドを展開させたまま突破を図ってきた劾にデスティニーは押し込まれる。
『やらせるかよッ!?』
左手のガトリング砲がデッドウェイトとなるが、右手のパルマフィオキーナを使用して反撃しようとするハイネ。しかし、自ら懐に入り込んだ劾がその攻撃を予測しないわけがない。
「その程度、予測してないとでも思っていたか!」
デスティニーの迫る右手首をビームシールドを展開させていた左腕で弾きあげ、紙一重で頭部をすり抜けるパルマフィオキー
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