第2章
戦闘校舎のフェニックス
第42話 私を抱きなさい!
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も早いからな」
「うん」
とりあえず、今回の件を保留にして、俺達は寝る事にした。
翌日、俺は目の前で修羅場を見ていた。
普段通り走り込みをしながら学校に行き、校舎でイッセー達と合流したわけだ。
ただし、何時もと違って、修羅場になっていた。
まず、イッセーの右腕に鶇が抱き着いている訳だが、普段よりもかなり力強く抱き着いていた。
そして、千秋だが、最近は鶇に対抗してイッセーの左腕に抱き着いていたのだが、さらに体を密着させていた。
さらに燕もイッセーの腕に抱き着こうとしていたのか、悔しそうにしていた。
特に俺が驚いたのが千秋と燕がかなり積極的になっていたことだ。
まあ、昨日の事があればおかしくもねえか。
ちなみにアーシアはものすごく涙目であった。
しかし、本来なら一年の千秋と燕は玄関で別れるのだが、どうも二年の俺達の教室まで来るつもりらしい。
しかしもまあ、周りの視線が凄まじい。
特に男子の殺気のこもった視線がすごい。
「イッセェェェェェェェッ!!!!!!!!」
俺達の教室の前に来たところで前方から松田が凄まじい憤怒の表情でイッセーに向かって走ってきた。
「死ねェェェェェェェッ!!!!!!!!」
そして、後方から同じ表情で元浜が同じくイッセーに向かって走ってきた。
二人はラリアットの体制に入った。
姿勢、勢い、決まれば見事なクロスボンバーになっていたであろうそれを…。
「グアッ!!」
前方の松田を千秋が蹴り飛ばし…。
「ウオォォォッ!!!!」
後方の元浜を鶇が勢いを利用した背負い投げで投げ飛ばした。
『ガハァァッ!!!!』
それぞれが決まった二人は苦悶に満ちた顔をしていた。
「何やってんだお前ら」
俺は二人に聞いた。
ちなみにイッセーは理由を知っている様な顔をしていた。
「聞いてくれよ明日夏ッ!!」
「なんだよ」
「俺達は昨日イッセーに紹介されたミルたんと言う子に会いに行った!!」
「そう言えばそうだったな」
すっかり頭の中から消えていた。
「そして、そこに居たのは…」
「居たのは?」
「乙女…ではなく…」
「ではなく?」
『最終兵器が居た…』
「は?」
俺は少し呆けてしまった。
「そうか、会ったかお前ら…」
そうイッセーが言うと…。
「ふざけんなッ!!なぁにがミルたんだッ!!どう見ても格闘家の強敵じゃねえかッ!!」
「しかも何でゴスロリ着てるだッ!!最終兵器かぁッ!!」
どうやら、二人が会ったミルたんと言うのは、凄まじい子だった様だ。
「ほら、魔女っ子に憧れてるかわいい男の娘だったろ」
そうイッセーが言うと…。
「男と合コン出来るかッ!!」
「そのうえ、漢字の漢と書いておとこと読むのにふさわしい、しかも女装した連中が集まる地獄の集会だったぞッ!!」
それ
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