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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第2章
戦闘校舎のフェニックス
第42話 私を抱きなさい!
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がら…。
「何はともあれ、貴女はグレモリー家の次期当主なのですから、ご自重くださいませ」
そう言うと、イッセー兄の方を向く。
「はじめまして、私はグレモリー家に仕えるグレイフィアと申します。以後お見知りおきを」
グレイフィアと言うメイドさんの仕草の一つ一つに無駄が無かった。
イッセー兄がグレイフィアさんに見とれていた。
(…う〜…)
鶇さんと燕も不機嫌になっていた。
「………」
「…イデデデ…」
イッセー兄が部長に頬をつねられていた。
部長はイッセー兄の頬をつねった後、微笑んだ。
「ごめんなさい、イッセー。私も冷静では無かったわ。お互い忘れましょう」
「は、はあ」
(…私達は当分忘れそうにありませんよ…)
なんて思っていると…。
「イッセー?まさか、その方が?」
グレイフィアさんが少し驚いた様な表情をしてイッセー兄の事を見ていた。
「ええ、私の兵士(ポーン)よ」
「赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を宿し、龍の帝王に憑かれた者…こんな子が…」
グレイフィアさんが今度は異質な物を見るような目をしていた。
「話は私の根城で聞くわ。朱乃も同伴でいいわよね」
「雷の巫女ですか。構いません、上級悪魔たる者、傍らに女王(クイーン)を置くのは常ですので」
部長が確認を取った後、イッセー兄に近付く。
「…迷惑を掛けたわね、イッセー…」
「…い、いえ…」
といきなり部長がイッセー兄の頬にキスをした。
(ちょっと部長ッ!!)
イッセー兄も呆気に取られていた。
「今夜はこれで許してちょうだい」
そして、部長とグレイフィアさんはどこかに魔方陣でジャンプしようとする。
グレイフィアさんが一瞬こっちを見た。
(…ば、ばれてる…)
あの人、もしかしてただ者じゃない。
そして、部長とグレイフィアさんはどこかにジャンプしていった。
とりあえず、何事も無かった事に安心して、私達は家に帰った。


俺はリビングに居ると千秋が帰って来た。
「…よう、お帰り…」
「…ただいま…」
「鶇と燕は?」
「…帰った…」
「…そうか…ところで誰が来たんだ?」
あの後、俺は千秋から状況を聞くため、ケータイを切っていたため、あの後どうなったか知らないでいた。
ただ、誰かが来たのには気付いたのである。
「…グレイフィアさんって言うメイドさん…ただ者じゃなかった」
「グレイフィア?なるほどな」
「知ってるの?」
「兄貴から聞いたんだがな。グレイフィア・ルキフグス、魔王ルシファーの女王(クイーン)で、銀髪の殲滅女王(クイーン・オブ・ディバウア)って言う二つ名がある最強の女王(クイーン)らしい」
「ただ者どころじゃないね」
俺も兄貴から聞いた時は背筋が凍ったよ。
「とりあえず、何事も無かったんだ。そろそろ寝ようぜ。明日
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