第2章
戦闘校舎のフェニックス
第42話 私を抱きなさい!
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「ふい〜、今日はひどい目にあった」
まあ、俺の自業自得なんだけどな…。
何て考えながら、ひとっ風呂浴びようと我が家の風呂場のドアを開けると。
「あッ…」
「なッ!?」
アーシアが居た。
そして、アーシアの視線がどんどんしたの方へ…。
「ッ!?キャアアアアアッ!!!!」
俺は女の子みたいな悲鳴をあげながら、股間を手で隠した。
「て、何で俺が悲鳴をあげんだよ!!じゃなくて、ゴ、ゴメン!!俺出て行くから…」
そう言い、風呂場から出ようとした俺の手をアーシアが掴んだ。
「す、すみません…そ、その…男性の…見たのは初めてでしたので…ど、動揺してしまって…」
(ギャアアアアアッ!!!!しっかり見られてたぁぁぁッ!!!!)
「…いや…お、俺の方こそ…考え事してて…ア、アーシアが居るのを気付かなくて…ゴメン…」
「…でも…もう大丈夫です!!」
「…大丈夫…何が…」
「…日本のお風呂には裸のお付き合いと言うルールがあると聞きました…」
「…ルール…」
「…はい…お風呂で交流する事で…より深く…お互いに知り合うと言う…」
(アーシア!!間違ってないが、微妙にズレてるぞ!!)
「…わ、私!!…イッセーさんとなら…もっと深めたいんです…」
すると、アーシアが俺の背中に張り付いてきた。
(ウオアアアアアッ!!!!!!む、胸がッ!!アーシアの胸がぁぁぁぁぁッ!!!!!!)
「…それに…イッセーさんは…裸を見るのがお好きなのでしょう…」
(ウオオオオオッ!!!!!!耐えろッ!!耐えるんだッ!!俺の理性よぉぉぉッ!!!!クソ!!誰だッ!!アーシアにこんな素敵…じゃなくて、変な知識を吹き込んだ奴は!!て、それよりも…)
俺はアーシアの両肩に手を置き…。
「…アーシア…裸の付き合いと言うのはな…て言うか、女の子なんだから、男が風呂に入ってきたら、まず防衛的なリアクションを…」
等と喋っていると…。
「アーシアちゃん〜、バスタオル忘れ…」
鶇さんがバスタオルを置きに来た。
そして、鶇さんが今の俺達の状況を見ると、硬直してしまった。
「………バスタオルここに置いとくね…………」
そう言うなり、鶇さんはフラフラとした足取りで退散していった。
そして…イッセーはにげた。
ピンポーン。
(誰だ?)
こんな夜遅くに我が士騎家に誰かが来た。
「は〜い」
ガチャ。
玄関のドアを開けると…。
「………」
「………」
「………」
そこには、鶇と燕が居た。
何か二人とも落ち込んでる様子だった。
鶇に至っては、普段は閉じられてる目が少し開いていた。
「…二人ともどうしたんだ…」
「………フラれちゃった………」
「………」
「………」
「………」
「………とりあえず、入れ」
俺は二人を中に入れた。
そして、
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