常盤台中学襲撃事件
Trick44_この兵器、“裏”の作品か?
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ングに局部に赤色のアクセントが付いてる。
しかし、そんな色は問題ではない。問題なのは異常な装備であった。
サソリ型であれば当然のこと、ハサミには強力な武具
エネルギーを通して切れ味あげる特殊なシザースブレード
さらに収納式の105mmリニアキャノン
頭部に強力な35mmバルカン砲が4つ
背部に930mm2連装ショックガン
機動力を上げるために一番後ろの脚にはロケットブースター
サソリのもう一つの特徴、前に向いた尾
そこには左右に120mmレーザーガンが1つずつ
さらに120mmビームガンも1つずつ
2種類の武器の中央にはさらに強力な砲身
空気中の静電気を荷電粒子吸入ファンによって取り込んでエネルギーに変換して圧縮
光速にまで加速して撃ち出して全てを分解して破壊する
学園都市の最先端の技術を悪ふざけで総動員して作り上げたかのような兵器。
悪ふざけと言うのも間違ってはいないかもしれない。
積上の興味と趣味だけで作られた“おもちゃ”
それがこのサソリ型の兵器、≪スティンガー≫である。
『さて、出撃するぞ』
『ああ! 祭りの始まりだ!』
コックピットの2人から発せられたスピーカー越しの声。
その声は共に楽しげだった。
「君たちは戦いを楽しそうに言うんだね。ひどい人達だ。
だから殺す 」
≪スティンガー≫の周りに十数個の手榴弾が投げられた。
『!』『なんだ!?』
気持ちよく出撃しようとした瞬間の爆撃。
全くの防御もできずに全てを直撃した。
「さて、今の攻撃がどれだけ通じるか・・・」
「いや宗像、いくらなんでもあれはやりすぎじゃないか?」
すぐその場の倉庫の屋根には暴風族が2人。
不安そうな言葉を吐いたが無表情の宗像。
言葉も表情も不安そのものである黒妻。
数秒前、位置外の指示で到着した2人は、ちょうど出撃するスティンガーを見つけた。
それでどうしようかと考えていた黒妻(宗像は含まれず)だが
『攻撃しろ。高貴なる私の命令だ』
「Aye, ma'am」
「え? おい・・・」
指示で宗像が手榴弾を出して投下したのだ。
それが今に至る。
常識人の黒妻には驚くべき状況だが、すでに小烏丸でかなりの時間を過ごした経験から
少しは慣れていた。ゆえにすぐに冷静に冷たい突っ込みができるようになっていた。
「さて、今の攻撃がどれだけ通じるか・・・」
「いや宗像、いくらなんでもあれはやりすぎじゃないか?」
≪スティンガー≫の姿が見えないぐらいに土煙を上がった。
常識人:黒妻綿流にとっては
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