桜通りの吸血鬼編
第五話
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ットが橋の上へと這い上がってきた。
「何!?」
僕とレインさんは慌てて止まり、反対側を向く。でも、そっちの方からもよくわからない怪物の姿をしたロボットが這い上がってきた。
「「トランスフォーム!」」
そして、その二体も人型に変形した。
でも、それだけじゃ終わらない。今度はドラゴンロボットの後ろから若干小型な黄色い双頭龍のロボットが出て来て人型に変形した。
《千雨Side》
くそっ、5対1かよ・・・数が多い。ん?待てよ。こんなにデストロンがこっちに来てるって事は、戦いを見に来た父さんは・・・
「お前ら!父さんはどうした!!」
私はデストロンどもに怒鳴りつける。すると・・・
「そう心配せずとも、奴なら今頃シャークトロンどもの相手をしているハズだ。」
奴らとは別の声が上空から響いた。上を見上げてみると、そこには複数の顔を持つタコみたいな奴が空飛ぶ椅子に乗っていた。
「複数の顔にタコみたいな身体・・・クインテッサ星人か!」
「いかにも。我らこそが貴様らトランスフォーマーの生みの親、クインテッサ星人だ。」
こいつが私らのご先祖様を作ったって奴らの一人か。でも、こいつらも何か機械っぽいな。
「で、一体この麻帆良に何の用なんだ?」
「何故か?それは貴様を倒すためだ。」
「え?」
何だって?つまり私一人を倒すためにわざわざやって来たって言うのか?
と、私が考えている間にクインテッサは勝手にしゃべり出す。
「全てのトランスフォーマーは元々我らが生み出した存在。ゆえにその行動パターンは大体予想する事が可能だ。」
その割には反乱起こされてたけどな。
「だが、奴らは人間のような別の種族と力を合わせる事で我らの予想だにしない行動をし、予想だにしない力を発揮する。」
なるほど。つまり、こいつが言いたい事って言うのは・・・
「これだけでも充分な脅威だというのに、貴様は人間との間に生まれた存在。ゆえに、我らクインテッサの栄光のためにここで消えてもらう。さあ、やれ!テラートロン!!!」
クインテッサが命令すると敵ロボット、テラートロン部隊が一斉に武器を構える。その時、先生に抱えられた状態のマクダウェルが口を開いた。
「話を聞いた時にも思ったが、とんだ三下だったようだな。貴様らクインテッサは。」
「何だと?小娘、それはどう言う意味だ!!」
「貴様らは器が小さいと言いたいのさ。そんな事だから自身の生み出した存在に反逆されるんだ。」
「ええい!言わせておけば!!テラートロン部隊!オボミナスに合体してこの小娘にもその力を思い知らせてやれ!!!」
クインテッサが命令すると、テラートロンは合体し始めた。白い双頭龍型が胴体と
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ