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プリテンダー千雨
桜通りの吸血鬼編
第五話
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、その勢いで先生の魔法はマクダウェルの魔法を押し返し、マクダウェル自身に直撃した。って何だそりゃ!?って言うかマクダウェル無事か!?くそっ、煙で全然見えねえ!
と、私が騒いでいる間に煙は晴れた。そして、そこから出てきたのは・・・素っ裸になったマクダウェルだった。
って、おい!くしゃみのせいで裸になるってなんかデジャヴを感じるな。私も一回似たような目にあったぞ!
と、考えていると街に電気が灯った。あれ?まだ十二時には少し早いんだけどな?するとその時、マクダウェルに向かって何か力みたいなのが流れて行った。するとマクダウェルはぐったりと力を失って落下して行く。その真下には湖が・・・って、危ねえ!!

「スーツオン!!」

私はバトルスーツを装着すると飛び出し、落下して行くマクダウェルをキャッチ・・・しようとしたが、その前に杖に跨った先生がキャッチした。

「大丈夫ですか。エヴァンジェリンさん。」

「坊や・・・何故私を助けた。」

「え?だってエヴァンジェリンさんは僕の生徒ですし。」

「そうか・・・」

「あれ?どうしたんですか?」

「今日の所は私の負けと言う事にしておいてやる。」

「え!?いいんですか!!」

「ああ。だが、それより・・・長谷川千雨。いつまでそこで見ているんだ。」

あ、やっと気付いてくれたみたいだな。って、何ナチュラルに私の正体バラしてんだよ!!

「え!?千雨さん!?」

すると、先生もこっちに気付いた。ああ、こりゃまた面倒い事になりそうだ。

「私と坊やの一騎打ちの直前辺りで来たようだが、盗み見とはいい趣味とは言えんな。」

「いや。私はお前らの間の揉め事には関わる積りは無かったし、さっきもいい感じだったから空気を読んだんだよ。」

「待て、いい感じとはどう言う意味だ。」

私の言い方に異を唱えるマクダウェル。その時・・・

「待って下さい!あなたって千雨さんだったんですか!?」

先生が大声で聞いてきた。やれやれ、どうすんだよ。やっぱ説明しなきゃなんないのか?

「なあ、マクダウェル。どうすればいい?」

「お前の父親が私にしたのと同じ説明をすればいいだろう。」

やっぱそうなるのかよ・・・

「分かったよ。でもここでやるのは危険だし、一回寮に戻ろうぜ。」

「危険?どうしてですか?」

先生が聞いて来たので私は答える。

「麻帆良の外周の森で戦いみたいな光が見えたんだよ。」

「ええ!戦い!?」

それを聞いた先生はやっぱり驚いてた。だが、マクダウェルの方はと言うと・・・

「何だ、そんな事か。」

かなりあっさりとした反応だった。

「そんな事って、どう言う意味だよ!!」

「いや、だって夜中に敵
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