桜通りの吸血鬼編
第五話
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、その勢いで先生の魔法はマクダウェルの魔法を押し返し、マクダウェル自身に直撃した。って何だそりゃ!?って言うかマクダウェル無事か!?くそっ、煙で全然見えねえ!
と、私が騒いでいる間に煙は晴れた。そして、そこから出てきたのは・・・素っ裸になったマクダウェルだった。
って、おい!くしゃみのせいで裸になるってなんかデジャヴを感じるな。私も一回似たような目にあったぞ!
と、考えていると街に電気が灯った。あれ?まだ十二時には少し早いんだけどな?するとその時、マクダウェルに向かって何か力みたいなのが流れて行った。するとマクダウェルはぐったりと力を失って落下して行く。その真下には湖が・・・って、危ねえ!!
「スーツオン!!」
私はバトルスーツを装着すると飛び出し、落下して行くマクダウェルをキャッチ・・・しようとしたが、その前に杖に跨った先生がキャッチした。
「大丈夫ですか。エヴァンジェリンさん。」
「坊や・・・何故私を助けた。」
「え?だってエヴァンジェリンさんは僕の生徒ですし。」
「そうか・・・」
「あれ?どうしたんですか?」
「今日の所は私の負けと言う事にしておいてやる。」
「え!?いいんですか!!」
「ああ。だが、それより・・・長谷川千雨。いつまでそこで見ているんだ。」
あ、やっと気付いてくれたみたいだな。って、何ナチュラルに私の正体バラしてんだよ!!
「え!?千雨さん!?」
すると、先生もこっちに気付いた。ああ、こりゃまた面倒い事になりそうだ。
「私と坊やの一騎打ちの直前辺りで来たようだが、盗み見とはいい趣味とは言えんな。」
「いや。私はお前らの間の揉め事には関わる積りは無かったし、さっきもいい感じだったから空気を読んだんだよ。」
「待て、いい感じとはどう言う意味だ。」
私の言い方に異を唱えるマクダウェル。その時・・・
「待って下さい!あなたって千雨さんだったんですか!?」
先生が大声で聞いてきた。やれやれ、どうすんだよ。やっぱ説明しなきゃなんないのか?
「なあ、マクダウェル。どうすればいい?」
「お前の父親が私にしたのと同じ説明をすればいいだろう。」
やっぱそうなるのかよ・・・
「分かったよ。でもここでやるのは危険だし、一回寮に戻ろうぜ。」
「危険?どうしてですか?」
先生が聞いて来たので私は答える。
「麻帆良の外周の森で戦いみたいな光が見えたんだよ。」
「ええ!戦い!?」
それを聞いた先生はやっぱり驚いてた。だが、マクダウェルの方はと言うと・・・
「何だ、そんな事か。」
かなりあっさりとした反応だった。
「そんな事って、どう言う意味だよ!!」
「いや、だって夜中に敵
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ