暁 〜小説投稿サイト〜
Black Engel and White Engels
ガニメデ行政府編
第1章
「|開戦計画《Plan of attack》」
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となり世界第2位の地位に上り詰める。また、日本民主主義人民共和国(あっち側)の驚異も存在することから、侵略用の兵器及び戦争は放棄するものの自衛権は保持すると基本法に謳っている。って、佐藤大輔御大の“征途”まんまじゃないですか!?嘉手納にスペースポートがあって、宇宙往復機でもあるんですか?」

「宇宙往復機はない。また、有人宇宙飛行もない。何故なら、整備新幹線計画に、特に東海道山陽・東北・上越・北陸を完成させた上に、各高速道を建設したからだ。」
「なるほど。」
そう言われて私は納得した。そりゃ宇宙開発なんて金のかかる遊び、できないわな。
「ただ、もうすぐ嘉手納から有人宇宙飛行はできるようだ。」
「なるほど。宇宙進出の可能性はあるわけですね。」
私は大雑把に肩をすくめて言った。

「人類の件、彼女の件、よろしくお願いするぞ。」
神は席を立ち、私に言った。
「彼女の転生はどうなるのです?肉体が死んでいる以上、元の世界には無理でしょう?」
「無論そうなる。」
神は答えた。
「1983年の誕生から再びやり直すことになる。」
同い年になるんかい。

「彼女がそれから4年後には、その惑星に行くための“ゲート”が開くはずだ。それから、あなたは彼女をサポートして欲しい。」
「なるほど。私はそれまでに精強な軍隊と宇宙進出技術と。シムシティ並み、いやシムアース並みの惑星開発を行ってそれに備えなければならないわけですな。」
もう何回目になるだろう。驚愕と驚嘆と唖然の感情を行き来するのは。

「ま、ひとつやってくれや。」
おいおい。急にフランクになったな。
そう思ったとき、周囲の風景が暗くなってきた。
「時間が来たようだ。あと、その世界には(ドリーム)魔法(マジック)幻想(ファンタジー)もあるんだよ。」
なに?去り際に神がとんでもない爆弾を言ったような気がする。

「まさか、リリカルマジカルな事象(魔法少女リリカルなのは)や、よく分からない異世界から侵略してくる敵をアクション満点に叩く事象(プリキュアシリーズ)や、惑星名がついた戦士が5年も6年も戦う事象(セーラームーンシリーズ)や、なぜか天使がウェディングドレスを着て戦う事象(愛天使伝説ウェディングピーチ)や、異世界を剣と魔法で旅する事象(魔法騎士レイアース)や、看護婦がバトンを持って戦う事象(ナースエンジェルりりかSOS)などが発生するのではあるまいな?

おいおい。勘弁してくれ。何もかにもでは手に負えないぞ・・・
まぁ、優秀な官僚機構を作ってしまえばいいや。
あとは司法権と行政権の分離か。変な話、国家ではないのだから従来の日本国の基本法。法律、政令などを準拠する形にすればいい。その都度、法令集を導入して対処すれば立法機関は存在しなくとも良い。
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