暁 〜小説投稿サイト〜
プリテンダー千雨
桜通りの吸血鬼編
第三話
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ほど、てめえが元凶か。」

それを聞いた女の人はカモ君の方に顔を向けた。バイザーで分からないけど、多分カモ君の事を睨みつけているんだと思う。そして、さらに女の人は僕とアスナさんの方を見て言った。

「こいつにそそのかされた先生も先生だ。つーか、神楽坂も何してんだよ。」

え?この人僕達の事を知っているの?

「ちょっと!何で私達の事を知ってんのよ!!」

すると、僕の代わりにアスナさんが疑問を投げかけた。

「そ、そりゃ・・・」

女の人は口ごもる。まさか・・・

「あの、もしかして僕の生徒じゃありませんか?」

僕がそう聞くと女の人はギクリと反応した。やっぱり。

「誰なんですか?」

「う、うるせえ!言う訳ねえだろ!!」

誰なのか確かめようと聞くと、女の人は怒って銃をこっちに向けてきた。って、何処から出したのそれ!?

「待って下さい。」

その時、なんと茶々丸さんが女の人を止めた。

「何で止めるんだよ、絡繰!」

「これは元々私とマスター、そしてネギ先生の問題です。あまり干渉しないで下さい。」

「でもよ・・・」

「ですが、今回の件は感謝しています。また後でお礼をさせて下さい。」

「・・・分かったよ。」

そして、女の人は納得したのか背中の翼を使って飛び去って行った。

「ではネギ先生、アスナさん。私も失礼させて頂きます。」

茶々丸さんも帰って行った。そして、この場には僕達だけが残されたのだった。



続く


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