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プリテンダー千雨
桜通りの吸血鬼編
第二話
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てんだこいつは?マクダウェルの事で悩んでるんじゃ無かったのか!?つーか和泉!何でお前はそんなまんざらでも無さそうな様子なんだよ!!

「すみません。授業と関係ない質問しちゃって…忘れてください、何でもないですので。」

そう言うと先生は授業を終了してふらつきながら教室を出て行った。
・・・色んな意味で不安だな。

「アスナさん。これはどう言う事ですの?」

すると、うちのクラスのショタコン委員長“雪広あやか”が先生と一緒に住んでいる神楽坂に聞いた。確かに、神楽坂なら何か事情を知っていそうだよな。

「えーと、何かパートナーを見つけられなくて困ってるみたいよ。見つけられないとなんかやばいことになるみたいで…」

何かハッキリしねえな・・・って!そうじゃなくて何だよそれ!!

「パートナー…つまり、結婚相手って事?」

「やっぱり、ネギ先生って何処かの国の王子様なんだ!!!」

「これは玉の輿のチャンス!!」

ってうちのクラスの連中は何バカ騒ぎしてんだ!しかもその内容!!夢見る少女にも程が有るだろうが!!!





放課後、私は父さんと一緒にマクダウェルの家に向かっていた。住所は出席簿で確認したから迷わず行ける。

「なあ、父さん。絡繰の事を考えると、やっぱりマクダウェルはデストロンとかと関係があるのか?」

「それについてだが、実は千雨にクラスメイトにロボットが居ると聞いた時からその事について調べていた。」

そうだったのか!?って、よく考えりゃそうだよな。

「だが、いくら調べてもデストロンやクインテッサとの関係は見られなかった。」

え?じゃあ、どうやって絡繰を作ったんだ?そう考えながら私が首を傾げている中、父さんは話を続ける。

「ハッキングで設計図を盗み見てみた事もあったが、所々…特に動力部に我々にとって未知の技術が使われていた。」

未知の技術!?って事は、本当にデストロンでもクインテッサでも無いのか?

「いや、おかしいのはその茶々丸と言うロボットだけじゃなくてこの街全体だ。」

「・・・確かに、そうだよな。」

この街、麻帆良は色々とおかしい。絡繰の事もそうだが、それを見ても特に気にした様子の無い周りの奴らもそうだ。絡繰以外にも、人間離れした身体能力を持った奴らとか、ぬらりひょんみたいな頭をしたうちの学園長みたいなおかしい物を見ても別に気にした様子は無い。

「ダイバーとフェニックス、それにランダーもその事については気付いていた。だが、いくら調べても分からなかった。」

ダイバー、フェニックス、ランダー。この三人は父さんの友人で麻帆良学園都市全体で行われる学園祭、通称“麻帆良祭”では必ず遊びに来てくれる。彼らも父さんと同じでサイバトロンのプリ
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