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魔法少女リリカルなのは?ああ、転生者がホイホイ来るあれね
定評に定評があるプロローグ2
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は今迄の日常なんて通じない死と隣合わせの世界だ。
覚悟がいる…他の転生者だってよくあるガッシュベルの全呪文だとか無限の魔力とかFATEの法具(強力な武器)を持ち合わせているかもしれない。
カッコつけたのがアダになったな、これウィングゼロとエピオンでも無理かもしれないな…。

でも……。


「何とかするさ、精進ってのもするし女になるのも覚悟を決めた。まぁ両方やらなきゃいけないのが厳しいけど大丈夫!神の助けになるんだったらやってみるさ。」

すると神は真剣だった顔をほぐし、優しい優しい、まるでやんちゃな小学生に対して微笑む駄菓子屋の爺ちゃんみたいな笑顔を浮かべて

「そうか、儂も出来るだけのサポートぐらいはさせてもらうぞい。………それじゃあの、ちょっぴりのお別れじゃ。」


「………ありがとな。……あぁそうだ、一つ聞きたかったんだが…。」

扉を開けた辺りで思い出した、どうしてもこれは聞きたかったんだよな。
扉の向こうは宇宙とか銀河っぽい、黒く青く白い、が混ざった様な空間が広がっている。


「なんじゃ?」

多分ここから飛び降りる系だろう、足先を出してみたが地面の感覚が無い。

「いやぁ…ね、別に俺はアンタのミスで死んだわけじゃないだろ?転生する理由が聞きたくてね。」

扉の境界に両足を揃え完全に神へと振り向いて銀河っぽい空間を背にする。

「あぁ……それはじゃな…。
特に意味など無いんじゃ、儂ゃ稀に人間と話すのを趣味としといてのう、お主の転生には何の関係もないんじゃ、儂の気まぐれじゃよ。」

顔を赤くし、申し訳なさそうに後頭部を掻く神。

なるほど。


「そっか………じゃ、後でな。」


「おぅ……後での。」


俺は後ろへ飛び、銀河っぽい空間へと呑み込まれていった。

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