歌い手、初のギフトゲーム
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確かに、気味が悪いほどにボロッボロだし、脈打つ植物だらけだな・・・
「さて、まずは一階だけど・・・この様子では、誰もいないわよね?」
「うん、間違いないと思う。そんなに強い匂いはしないし」
「何より、隠れるような空間がないからね。となると・・・残るのは二階か」
階段もあることだし、普通に上がっていけるだろう。
「じゃあ、私たちは二階に上がるけどジン君はここに残ってもらえるかしら?」
「ど、どうしてですか。僕だってギフトを持っていますし、コミュニティのリーダーです。行かないわけには」
「そうじゃないんだよ。ここに来るまでの間に色々イレギュラーなことがあったでしょ?ここでも何があるか分からないから、退路を守って欲しいんだよ」
「・・・・・・分かりました。お気をつけて」
ジン君は、渋々といった様子で了承してくれた。
物分りがよくて助かるよ。
「じゃあ、行きましょうか」
「うん、もうすぐそこにいるだろうし」
そして、僕たちはそのまま階段を静かに上がり、一番奥にあった部屋の扉の前に立つ。
そのまま扉を開き、中に入ると・・・
「――――・・・・・・GEEEEEYAAAAAaaaa!!!」
そこには、変わり果てた姿となったクズタイガーと、その背に守られる白銀の十字剣が有った
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