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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第10話
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れに気を取られたラウラ。AICが解除され、一夏は一度距離を取る。
「助かった、シャルル」
「一夏も大丈夫?」
「何とかな。でもこれで分かったことがある」
「そうだね」
この一連の動きで分かったもの。それはラウラが『複数個に意識を向け、AICを使うことができない』と言うことだ。これが分かれば、戦法は一つしかない。一夏とシャルルもその方法を考えていた。
「じゃ、手はず通りに頼む」
「分かった」
シャルルはそう言って、一夏から離れ箒と対峙する。
「さて、しばらく俺と遊ぼうぜ?ラウラさんよ」
「ふん、言ってろ」
両者はそう言って、激突した。
◇ ◆ ◇ ◆
「いやぁ、この学園は楽しいことばっかり起きるなぁ」
俊吾はこの試合を見ながら興奮していた。
「そうだね……AICなんて始めて見た…………」
「本当にな。一生目に掛かれるか分からない代物だしな」
二人はAICについて話していた。簡単にお目にかかれるものでもなく、稀少なので二人は興奮している。
「AICってどんな感じで使うんだろうな。意識を向けると使えるって言うけど」
「確かに……ボーデヴィッヒさんは手をかざしてたけど……本来は必要のないものだし」
「あれじゃないか?あれをやると意識を向けやすいとか」
「なるほど……本当に沢山発見があるね」
「発見だらけだな。普通のISだって操縦すると新しい発見とかしかないし。っと、試合が動くんじゃないか?」
俊吾がそう言って、二人は中継モニターを見る。試合が大きく動いた瞬間だった。
◇ ◆ ◇ ◆
「お待たせ、一夏!」
シャルルは箒を戦闘続行不能にして、一夏と合流していた。
「よし、じゃあ、作戦どうり行くぞ!」
一夏はそう言って飛び出す。またも、ラウラに向かうが今回はさっきとは違う。シャルルはそのまま横にスライドし、ラウラの横から攻撃する。ラウラはシャルルの方にAICを発動させる。シャルルの攻撃は届かないが、一夏が上手くラウラの後ろに回り込み、攻撃をする。完全に不意打ちになり、攻撃が直撃する。一夏は直ぐに離脱する。ヒットアンドアウェイだ。
一度、距離を取る。今度はシャルルが先に動き、銃で牽制する。ラウラはそれにAICを使わず、腕でそれを防ぐ。シャルルの銃の弾切れと同時に、一夏は瞬間加速を使って、ラウラに切りかかる。ラウラはここぞとばかりにAICを使い一夏の動きを止め、レーザーカノンを発射する。レーザーカノンの弾は一夏に直撃するが、完全にフリーのシャルルがミサイルを撃つ。そして、瞬間的に次のミサイルをコールし、撃つ。ラピッド・スイッチである。
ミサイルが直撃すると、AICは解け一夏が
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