第3話 北米の風
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れる。
「合体!ダ・ガーンX!!!」
「やっと出て来たわね、ダ・ガーンX。」
リチェルカ・ドゥエのメインカメラを介した映像を見てキャンデロロは呟いた。
「さあ、リチェルカ・ドゥエさん。彼の相手をしてしっかりとデータを集めて下さいね。」
以前のヴィットーリアとダ・ガーンXとの戦闘からは充分なデータは得られ無かった。そのため、今回はダ・ガーンXにリチェルカの後継機であるリチェルカ・ドゥエをぶつけたのである。
「ファルコ・ティラトーレさんも、新しい勇者さん達をしっかりと“救済”してあげてね。」
そしてもう一機、ファルコ・ティラトーレは新たな勇者を倒すために送り込んだ機体だ。その性能はヴィットーリアに引けを取らず、空中戦においてはむしろそれを上回る。二体居たのは予想外であったが、ファルコ・ティラトーレなら余裕で勝ってしまうだろうと考えていた。だが・・・
「空中戦なら我々も負けていません!」
「そうであります!!」
ファルコ・ティラトーレと戦うシャトルセイバーとジェットセイバーはその高い空戦能力と、奴より一回り小さい体による小回りの良さを利用して優位に立っていた。さらに、二人の抜群な連携がファルコ・ティラトーレを追い詰める。
「ジェットブレード!!」
そして、ついにジェットセイバーの剣がファルコ・ティラトーレのマシンガンの銃身を切り裂いた。それにより奴は最大の武器を失う。丸腰となった奴に二人はトドメの一撃を加えた。
「ジェットタイフーン!!」
ジェットセイバーのマッハ2の突風が装甲を削り
「シャトルランサー!!」
シャトルセイバーの岩をも砕く槍がその胴体を貫いた。
リチェルカ・ドゥエは以前得られ無かったダ・ガーンXの遠距離攻撃能力を解析するために、弾幕を張ってダ・ガーンXの接近を許さなかった。
「アースバルカン!!」
ダ・ガーンも両手の拳を収納し、代わりに出した機関砲で応戦する。だが、それでは決定打を与えられず、戦闘は膠着状態になっていた。だが、その時・・・
「ダ・ガーンX!」
「助けに来ましたよ!!」
ファルコ・ティラトーレを撃破したジェットセイバーとシャトルセイバーが救援に駆けつけた。
「さあ、行くでまりますよ!!」
まず、ジェットセイバーがその機動性を生かし、弾幕を掻い潜ってリチェルカ・ドゥエへと接近した。
「ジェットスライサー!!」
そして、主翼で敵が右手に持った剣術を腕ごと両断する。シャトルセイバーもそれに続いた。
「シャトルブーメラン!!」
彼は主翼をブーメランのように投擲し、こんどは左手の銃を腕ごと両断する。
「今だ!ダ・ガーンX!!」
「ダ
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