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ビビッド“ダ・ガーン”オペレーション
第3話 北米の風
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らを白衣にメガネという、いかにもな姿の研究者が基地に所属する兵士とともに出迎えた。

「そちらのお嬢さんが新しい隊長ですか?」

「ああ。黒騎れい君だ。」

「黒騎?高杉大佐の娘さんでは無いのですか?」

れいの苗字を聞いて、研究者は怪訝そうな表情をする。

「残念ながら、オーリンが隊長を選ぶ基準に血縁は入っていなかったみたいでね。」

「そうですか。まあ、私にとってはどうでもうい事です。」

研究者としては勇者に関する研究には隊長が誰であろうと関係が無いようだ。

「既に準備は済んでおります。こちらへどうぞ。」

そして、かれは二人を格納庫の一つへ案内しようとした。その時・・・基地の警報が鳴った。




「一体何が起こった!」

「お待ち下さい!」

星史が叫ぶと、近くに居た兵士が管制室へ連絡を取る。

「大変です大佐!正体不明のロボットがこの基地へと近付いています!!」

「なんだと!?」

星史がそう叫んだ時、遠くで爆発音が響いた。この場に居る全員がその方向を向くと、そこには黄色い円盤の上に乗ったロボットが居た。猛禽類のような嘴と鋭い目を備えた顔で、その手には大型の機関銃が握られている。

「ダ・ガーン!敵が現れたわ!!応戦して!!!」

『了解!!』

それを見たれいは直ぐにダ・ガーンへ出撃命令を出した。彼はそれに従い、敵へと向かって行く。

「お二人は早くシェルターへ!!」

すると、兵士はれいと星史をシェルターへと案内しようとする。だが・・・

「いや、今は勇者達を目覚めさせるのが優先だ。あの敵がダ・ガーン一人で倒せると言う保証は無いからな。」

「分かりました。こちらへ!」

星史の言葉を聞いた兵士は、二人を格納庫の一つへと案内した。




「チェーンジ!ダ・ガーン!!」

敵の直ぐ前まで来たダ・ガーンはロボットへと変形した。

「ここから先へは行かせん!!」

そして、右胸に内蔵された三発のミサイル“ダ・ガーンナパーム”を発射した。敵はそれを両手で構えたマシンガンで撃ち落とす。

「ダ・ガーンマグナム!!」

次に、ダ・ガーンは右足に収納された拳銃を取り出し発砲する。すると・・・敵は背中から翼を広げ、円盤の上から飛び上がった。そして、バックパックのスラスターを噴かしてダ・ガーンの上を飛び越える。

「待て!!」

当然、ダ・ガーンはそれを追おうとする。だが・・・今度は円盤がロボットへと変形した。変形機構こそ最初に戦った敵と同じだが、サイズは一回り大きく、拳銃も大型の物を両手に装備している。そして、奴はその銃口をダ・ガーンへと向けた。




れいと星史の案内された格納庫には無数の機材が運び込まれ
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