不思議な物語のプロローグ
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"はこの世に"瞬き"を持って生まれた。
『一瞬を永遠に』
彼女にとって一瞬は永遠でありながら、一瞬でもある。
星太「悪いな陸、ちょっと探してくれないか」
陸「わ・た・し・に・さ・し・ず・す・ん・な」
海「陸姉ぇ、もとはと言えばぁ、陸姉ぇのぉ、せいなんだからぁ」
陸「ん、ん〜…はーい、わかったわよ」
渋々、了承した陸は、肺のある位置に手を置いた。
そして、大きく溜め息をついた。
由月「ううっ、肌寒い」
まるで、北風が吹いたかのような、鳥肌が立つような空気になった。
陸「ゴホッ、ケホッ、見っけ」
陸は何も入っていない掃除ロッカーを指差した
彼女"心江 陸"はこの世に"空気"を持って生まれた。
『世界は空気、すなわち、私』
きっと、これは、何もかも包み込める。少なとも、彼女はそう思っていることだろう。
由月「?」
また、一瞬、時が止まった。
そして、何もない場所に空が立っていた、まるで、ずっとそこに居たかのように。
星太「いやー、空さんも陸もすごいことをするなぁ」
由月は首を大きく縦に振った。
空「みんな…ごめん…なさい…」
海「あらぁ、空姉さんのせいじゃないのよぉ」
空「ううん…お詫びと言ったら…あれだけど…星太君、由月ちゃん、今日は…夕飯…ご馳走するよ…」
星太「いや、そんなの悪い……っておい」
由月は、宝石のように、目を輝かせていた。
由月「い〜やっっっったぁああ」
ボコッ
計5発
星太「少しは遠慮してくれ」
由月「それは、こっちの台詞よ〜」
五人「ぷっ、ハハハハ」
五人の大きな笑い声が響いた。
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